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【管理栄養士が解説】いま注目の「腸活」と免疫力との関係とは?

#腸活 #知識 #健康

管理栄養士 いそ まき
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2020年5月18日更新

反対に、善玉菌はどのようにすれば増やすことができるのかというと、
禁煙や運動などを実施するほかに、下記のものを意識して食べると良いといわれています。

・食物繊維の多い野菜や穀物、海藻をたっぷり食べる(善玉菌のエサになったり,余分な脂質などを包み込んで追い出してくれます)

・脂質は摂り過ぎず、バランスの良い食事を心がける(悪玉菌を増やす食習慣は避ける)

・発酵食品を毎日食べる(ヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品は善玉菌が多い)

・善玉菌のエサとなるオリゴ糖(はちみつなど)を食べる

・デトックスを促すために水分などをしっかりとる

善玉菌で有名なものは乳酸菌ですね。
ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれており、乳酸菌の種類は商品によってさまざま。
合う合わないがあるので、まずはいろんな種類のものを試すといいですね。
2週間ほど試して体調の変化(便秘の改善、便の改善、体調の改善など)を感じれるヨーグルトを探しましょう。

腸の状態はうんちに現れる?!

うんちは腸の状態を把握する有益な情報源となるのをご存じでしたか?
どんなうんちが腸内細菌のバランスがいいと考えることができるのか、説明しますね。

Goodなうんち=バナナうんち

ほどよくやわらかく太い1本のうんち。
このバナナうんちは、腸内の善玉菌が優勢になっているひとつの目安になる理想のうんちです。

うんちの色は、腸内の酸性度によって変わるといわれています。
黄色に近いほど酸性が強く、善玉菌にとっていい酸性度と考えられますのでGood!
黒っぽいものは腸内の酸性度がアルカリ性に傾いていて、悪玉菌にとって有利な環境といえるので要注意です。

正しい知識をもとに、日々のうんちを観察して食事による変化を自分なりに考察するのも面白いかもしれませんね。

Badなうんち=しゃばしゃば・カチコチうんち

しゃばしゃば泥っぽかったり液状だったり、コロコロカチカチなうんちはあまり好ましくありません。

泥っぽかったり水っぽいしゃばしゃばした便は、感染症(食中毒など)やストレス、暴飲暴食などが原因であることが多いです。

硬いカチコチした便は、便が腸に長く留まっていたことが考えられます。便秘は腸内に体の老廃物や毒素を留めることになるのでよくありません。

大腸は水分を吸収する働きがあるので、腸に便が長く留まるとどんどん硬くなってカチコチの便になります。また、黒っぽい便になっていれば腸内は悪玉菌が優勢になっていることも考えられます。

食物繊維をしっかり摂って、発酵食品を毎日食べたり、水分をしっかり摂るなど、食事を見直すことをおすすめします。
 

食事を見直して腸活を!

では、実際にどう腸活をすればいいのかというと、おすすめは食事を見直すこと!
食生活から腸内環境を整えていきましょう。

発酵食品・ねばねば食材の摂取を心がけて!

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