和菓子の芸術品ともいえる『練りきり(上生菓子)』の作り方第2弾。秋の七草の1つ、桔梗です。
紫色と白のグラデーションがとても綺麗で、作り方は前回紹介の菊の花より簡単です。
紫色と白のグラデーションがとても綺麗で、作り方は前回紹介の菊の花より簡単です。
粘土でつくる桔梗の練りきり(上生菓子)
桔梗は秋の七草の1つとしても挙げられている青紫色の星形がかわいいお花です。
菊と並び、秋の季節を代表する練りきりの1つになっています。
今回は花弁を綺麗に5等分に分ける方法や指を使って成形する方法、絞りという本来さらしを使って行う技法を粘土用にラップを使って表現してみたいと思います。
菊と並び、秋の季節を代表する練りきりの1つになっています。
今回は花弁を綺麗に5等分に分ける方法や指を使って成形する方法、絞りという本来さらしを使って行う技法を粘土用にラップを使って表現してみたいと思います。
桔梗の練りきりを樹脂粘土でつくろう
練りきりの基本的な作り方を前回の菊の花編でもご紹介しています。
今回の記事と合わせて読んでいただくと、カラー粘土の包み方などが写真つきでよりわかりやすいかなと思います。
今回の記事と合わせて読んでいただくと、カラー粘土の包み方などが写真つきでよりわかりやすいかなと思います。
材料と道具
<材料>
- 樹脂粘土
今回は手軽に手に入るダイソーの樹脂粘土を使用しました。
グレイスではもちもち過ぎてせっかくつけた形が戻ってしまいますので、ダイソーの樹脂粘土以外を使用する場合は、モデナやフリーリを使用してください。
ハーティクレイは練りきりではなく和三盆や落雁のようになってしまうので、NGです。 - 絵の具
桔梗では紫、青、黄色を使用します。 - 艶消しか半ツヤのニス
樹脂粘土の質感はそのままで十分練りきりに近いように見えるのですが、強度や劣化を防ぐため、ニスを塗りたいところです。
ツヤツヤのニスを塗ってしまうと質感が変わってしまうので、できればマットタイプか半ツヤのニスを使用するようにしてください。
- 先が細い粘土用細工棒
なければ、粘土ヘラやカッターナイフ、爪楊枝など細い線を付けられるものを用意してください。 - ラップ
絞りの技法を再現するために使用します。
オーソドックスな桔梗の練りきりの作り方
メイン写真の中央部分に写っている星形の練りきりになります。
- 直径2cmの粘土玉になる量の粘土を取り出し、最初に紫の絵の具を混ぜてよく捏ねた後、様子を見ながら少しずつ青の絵の具を足して捏ねていきます。
紫に少し青みがかかった感じの色になったら、カラー粘土の量に対して1/5~1/6位の分量の無着色の粘土を用意して、別でしっかりと捏ねておきます。
- 紫のカラー粘土に無着色の粘土を乗せ、境目を指で伸ばしながらなじませていきます。