和菓子の芸術品ともいえる『練りきり(上生菓子)』はその形もとてもきれいで食べるのがもったいないくらいですよね。そんな練りきりがダイソーの樹脂粘土でフェイクを作ることができるんです。まずは秋の花の菊を作ってみましょう。アクセサリー加工については練りきりシリーズの最後にご紹介したいと思います。
粘土でつくる練りきり(上生菓子)
和菓子屋さんが公開されている練りきりの作成動画を見ていると、粘土細工そのものですよね。
粘土よりも柔らかいため、きっと手先の力の入れ具合はもっと繊細で難しいんだろうなと思います。
今回から数回に分けて、和のテイストによく合うフェイクの練りきりの伝統的な作り方を粘土用にアレンジしたものをご紹介していきたいと思います。
種類が増えたら最後にアクセサリー加工についてもご紹介していきますね。
まずは、秋のお花の代表、菊の作り方についてご紹介していきたいと思います。
粘土よりも柔らかいため、きっと手先の力の入れ具合はもっと繊細で難しいんだろうなと思います。
今回から数回に分けて、和のテイストによく合うフェイクの練りきりの伝統的な作り方を粘土用にアレンジしたものをご紹介していきたいと思います。
種類が増えたら最後にアクセサリー加工についてもご紹介していきますね。
まずは、秋のお花の代表、菊の作り方についてご紹介していきたいと思います。
樹脂粘土で菊の練りきりを作ろう
材料と道具
<材料>
- 樹脂粘土
今回は手軽に手に入るダイソーの樹脂粘土を使用しました。
グレイスではもちもち過ぎてせっかくつけた形が戻ってしまいますので、ダイソーの樹脂粘土以外を使用する場合は、モデナやフリーリを使用してください。
ハーティクレイは練りきりではなく和三盆や落雁のようになってしまうので、NGです。 - 絵の具
粘土の着色に使用します。 - 艶消しか半ツヤのニス
樹脂粘土の質感はそのままで十分練りきりに近いように見えるのですが、強度や劣化を防ぐため、ニスを塗りたいところです。
ツヤツヤのニスを塗ってしまうと質感が変わってしまうので、できればマットタイプか半ツヤのニスを使用するようにしてください。
- 先が細い粘土用細工棒
なければ、粘土ヘラやカッターナイフ、爪楊枝など細い線を付けられるものを用意してください。 - 先がカーブしている細工棒
粘土を押し出して模様を付けるのに使用します。ない場合は先が丸い菜箸などの頭の部分、耳かき、今回のサイズだと先が丸い待ち針などで代用できます。
セリアなどで売っているレジンへ封入するためのカラーパウダーなどについているミニスプーンもサイズ的に使いやすいと思います。 - 普通のサイズのストロー
花の中心の型を付けるのに使用します。 - 100均で手に入るまゆ毛手入れ用の小さなはさみ
はさみ菊を作るときに使用します。
基本の菊を作ってみよう
まずは、前列一番左側の基本の菊を作ります。
餡の粘土の包み方と、ラインを入れることで完成する基本の菊の練りきりなので練習にはもってこいですよ。
白い粘土が乾燥して少し透明感が出たとき、ほんのり色づいて見えるカラーがとても可愛いですよ。
餡の粘土の包み方と、ラインを入れることで完成する基本の菊の練りきりなので練習にはもってこいですよ。
白い粘土が乾燥して少し透明感が出たとき、ほんのり色づいて見えるカラーがとても可愛いですよ。
- 直径2cm程度の粘土に好きな絵の具を混ぜしっかりと練りこみます。
この時、希望の色よりも少し濃いめに着色しておきましょう。
一旦白い粘土で包み込むため、薄すぎると色がわかりにくくなります。
- 袋から先ほどの粘土の半分くらいの量を取り出し、柔らかくなるまでよく捏ねます。この粘土は透明感を大切にしたいので今回は無着色のまま作業していますが、白以外で作る場合は着色はかなり薄めにしておくといいでしょう。
捏ね終わったら一旦きれいに丸めて、机の上などで少しつぶして、上にカラー粘土を乗せます。
- いよいよ包餡の開始です。
手の人差し指の付け根と親指の付け根で皮の部分を支えながら、反対側の手でカラー粘土をギュッと押します。
押される力で下の皮の部分の白い粘土が上にせりあがってきます。
粘土を少しずつずらしながら白い粘土がカラー粘土よりも上に上がるまで何度か繰り返します。