樹脂粘土で和菓子の芸術品『練りきり（上生菓子）』をつくろう～菊の花編～

ここからは基本の菊の花からのアレンジを２種類ご紹介します。
今からご紹介する２種類の菊は色や飾り（金箔など）、季節を変えて夏の「花火」の練りきりとしても紹介されていることがあります。

まずはメインの写真の前列右から２番目の上向きに全部の花びらが開いているような形の菊を作っていきます。
併せて、中のカラーを多数使うときの方法も説明していきたいと思います。
お好みで複数カラーにしたり単色にしたりしていろんな菊を作ってみてくださいね。

1. 直径２cmの粘土玉を３等分し、３色に色づけをしてよく捏ねて綺麗に丸めたあと、中心がずれないようにキュッと外側からまとめて半円状態に戻します。

2. 無着色の粘土を直径１cm玉分用意し、よく捏ねて少しつぶして1の粘土を上に乗せて包んでいきます。この時、カラー粘土を上から押すときに中心部分をまっすぐ押してあまり位置がずれてしまわないように注意してください。
   後は基本の菊と同じように形を整えます。

3. 薄らとみえる色の境でラインを引き、できた1/3のエリアを４等分するラインを細工棒でつけます。
   こうすることで基本の菊と同じ１２等分の花びらが出来上がります。

4. 花の中心部分を基本の菊と同じ要領でつけて、ひとまず基本の菊が出来上がります。
   （今回先に花の中心を作ってしまいましたが、花びらを開かせる場合はこの工程と花びらを開く工程を逆にした方がきれいに仕上がりました。）
   このままでもかわいいのですが、もうひと手間加えて花びらを開かせていきましょう。

5. 耳かきのように先が少し曲がった細工棒を使用します。