環境ホルモンが溶け出る
熱や衝撃に強い特徴を持つ「ポリカーボネート」は、哺乳瓶・給食用の食器・調理器具などに使用されていますが、熱湯により環境ホルモン「ビスフェノールA」が溶け出る事が判明しています。
缶詰の内部や金属製品に塗料や接着剤として使われている「エポキシ樹脂」も、同じく「ビスフェノールA」が溶出する可能性があると指摘されているそうです。
缶詰の内部や金属製品に塗料や接着剤として使われている「エポキシ樹脂」も、同じく「ビスフェノールA」が溶出する可能性があると指摘されているそうです。
科学的知見は得られていない
溶け出る「ビスフェノールA」については、動物実験で「妊娠マウスに20μg/kg/day投与した場合、生後6ケ月の雄の前立腺重量が30~35%増加した」という例が報告されています。
厚生省では「人の健康に重大な影響を与えるという科学的知見は得られていない」としながらも「引き続き2世代繁殖試験などの調査研究を行う事が必要」としているようです。
厚生省では「人の健康に重大な影響を与えるという科学的知見は得られていない」としながらも「引き続き2世代繁殖試験などの調査研究を行う事が必要」としているようです。
チョコレートとビスケット? 合成樹脂の性質
熱サイクルを何度も繰り返せる「熱可塑性樹脂(チョコレート)」
温度によって変わりやすい性質を持つ合成樹脂は、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」のふたつに大別でき、その成形方法もそれぞれに特徴があります。
「熱可塑性樹脂」は、熱により軟らかくなり、冷やせば硬くなる。そして再び加熱するとまた軟らかくなる。という、チョコレートに似た性質があるので「チョコレート」とも呼ばれているそうです。
「熱可塑性樹脂」は、熱により軟らかくなり、冷やせば硬くなる。そして再び加熱するとまた軟らかくなる。という、チョコレートに似た性質があるので「チョコレート」とも呼ばれているそうです。
熱硬化性樹脂(ビスケット)
もうひとつの「熱硬化性樹脂」も性質の特徴から別名を「ビスケット」と呼ばれています。
ビスケットのイメージ通りですが、熱を加えれば硬くなるけど、再加熱しても軟らかくならないのが特徴となっているので、成形の際には、加熱した金型に樹脂を入れ、加熱+加圧により樹脂を流動させながら、硬化させるそうですよ。
ビスケットのイメージ通りですが、熱を加えれば硬くなるけど、再加熱しても軟らかくならないのが特徴となっているので、成形の際には、加熱した金型に樹脂を入れ、加熱+加圧により樹脂を流動させながら、硬化させるそうですよ。