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とっても大事なこと!食の安全を守るために、「包装容器」の基礎知識

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2017年12月2日更新

「塩化ビニルモノマー」を重合させただけの樹脂は硬くて脆い結晶質。紫外線が当たると劣化黄変しやすいとされています。

そして20世紀末頃、ポリ塩化ビニル中に含まれる「可塑剤」が食品中などに溶け出し人体に与える影響が話題となり、ますます人々の環境ホルモンへの関心も高まっていったようです。

耐容一日摂取量を超える可能性

「ポリ塩化ビニル製の容器」は、油脂や油を含む食品が直接触れた場合、耐容一日摂取量を超える可能性があるとされていました。

そこで、油脂・脂肪性食品を含有する食品に接触する器具又は容器包装には、可塑剤として多用されていた「フタル酸エステル」が含まれるポリ塩化ビニルの容器包装は使用禁止。とされています。

ポリスチレン樹脂

ポリスチレン樹脂とは?

ポリスチレン樹脂とは、合成樹脂(プラスチック)の一種で「スチロール」ともよばれています。

衝撃とアルコールやベンジンなどの「有機溶剤」に弱く、熱や電気に対しての絶縁性が高いのが特徴です。

また、アクリル樹脂のように透明度が高く着色も安易。と加工性にも優れているので食品容器、装飾品、建物の断熱材など幅広く使用されています。

内分泌撹乱物質(環境ホルモン)問題

2006年には、東京都健康安全研究センターの研究から「食品容器から流出。スチレントリマー精巣の重量減らす」との報道がありました。

これに対し日本生協連は、カップめんなどからのスチレン溶出も含め、通常人が経口暴露する程度では、生殖毒性や発がん性に懸念はないと。2009年9月時点で結論づけられたそうです。

エポキシ樹脂、ポリカーボネートなど

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