コスメってなんの略？化粧品との違いは？意外と知らない化粧品用語

BBクリームの”BB”とは「Blemish Balm」の略で、傷や欠点を隠すためのクリームという意味です。
そのため、ファンデーションの代わりになるぐらいのしっかりとカバー力があるテクスチャの物が主流となっています。
対して、CCクリームの”CC”は「Care」と「Control」の略です。コントロールカラーの役目も果たすクリームという意味です。また、美容液成分が含まれていたり、UV効果があったりと、より多機能な効果がある製品が目立ちます。
BBクリームに比べてカバー力は弱く、肌の色を良く見せるための化粧下地の役割を担っています。より素肌感を演出したいメイクや、すっぴんの様に魅せたいナチュラルメイクを目指す方には、このCCクリームがおすすめです。
 

UVアイテムに記載されている「SPF」「PA」には、どんな意味があるのでしょうか。このワードを深く知れば、UVアイテムをより効果的に使用することができますよ。

SPFとは、日焼け止めの効果を示す基準の一つです。日焼けした際に皮膚が赤くヒリヒリと痛く感じる紫外線UV-B波をカットする効果があります。
例えば、「SPF30」と表記されていた場合には、通常20分で何もしようしていない肌と比較して30倍（600分）は日焼けしにくいという意味を表しています。

PAとは、紫外線UV-A波をカットする効果を表しています。UV-A波は肌の真皮層まで届きコラーゲンを破壊する作用があります。
「+」の数が多いほど効果が高いという意味になり、現在「PA++++」（PAフォープラス　と読む）までの4段階に分かれています。ですが、「+」の数が多いほど肌への負担が高いアイテムもあるため、一概にフォープラスのアイテムがおすすめだという訳ではないので、アイテム選びの際にはご自身の肌に合った物を選ぶ事が大切です。

日焼け止めクリームの成分として表記されている「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の違いは、その役割によって分けられます。
まず、紫外線吸収剤は、太陽光に当たったときに紫外線を吸収し、光や熱に変える仕組みがある成分です。高い紫外線防止効果があるため、SPF50やPA値の高い商品に含まれている事が多い成分です。ただし、まれにアレルギー反応を起こす方がいたりと、肌刺激の強い成分でもあります。

そのため、自然派や敏感肌様のUVケアアイテムには「紫外線吸収剤不使用」と表記されていたりします。

対して、紫外線散乱剤は、鏡の様に紫外線を肌の上で乱反射させて紫外線を防ぐ効果のある成分です。紫外線吸収剤に比べて肌刺激が少ない物が多いため、敏感肌用やベビー用のUVケアアイテムに使用されています。