樹脂粘土でパンのキーリングを作ってみよう～フランスパンの作り方～

1. 筆に水をしっかり含み、黄土色の絵の具を伸ばします。
2. 筆についた絵の具をティッシュで拭き取ります。
   ドライブラシという手法で、目安は紙に筆を走らせても掠れて色が薄くつくくらいです。
3. パンの裏側からクープまで全体的に黄土色塗っていきます。
   薄いと感じたときは色づいているのがわかるまで何度もドライブラシで色を重ねていきましょう。

4. 絵の具が入っているアルミカップの端に茶色を少しだけ入れます（この時点ではまだ色は混ぜません）。
5. 筆に水を含ませ、茶色の絵の具をほんの少しだけ水で溶いて黄土色の絵の具と混ぜ合わせます。
6. クープの部分はうっすらと塗るだけにとどめて、ほかの部分にはしっかりと色を載せていきます。
   パンに色を乗せるときは必ずティッシュオフし、色づいたことがわかるまで何度も重ね塗りをするようにしましょう。

6. 黄土色にさらに茶色を多めに足し、ティッシュオフしてからクープ以外の生地の部分に色を付けていきます。
   
   この時、表面の生地とクープのエッジの部分には特にしっかりと色をのせていきます。

7. 絵の具が入っているアルミカップにこげ茶を少し入れて少しずつ水で溶いて混ぜ合わせていきます。
8. ティッシュオフしたらパンの焦げが一番強い部分に重点的に色を載せていきます。
   
   フランスパンは裏側の中心が焦げて色が濃いことが多いので裏も忘れず色をのせておくようにしてください。

パンの焼き色は完成です。
絵の具が乾いたらニスを塗って乾燥させておきましょう。
ニスも乾いたらヒートンにボンドをつけてしっかりとねじ込んでおいてください。

焼き色は明るい色から少しずつ少しずつ重ね塗りをしていくのがポイントです。
その際、筆に水を含みすぎているとベタッとしたいかにも色を塗りました！という感じになってしまうので掠れた筆で薄く薄く重ねていきましょう。

今回、絵の具を順番に混ぜていって焼き色をつける方法をとりましたが、実は焼き色を付けるための専用の素材がプラモデルのタミヤさんから発売されています。
今回の色の付け方はドライブラシといってプラモデルなどでよく使われる手法です。
実はスイーツデコの便利グッズや材料にはプラモデルで有名なタミヤが手がけているものもありますす。
創成期の頃、いろんな実験を重ねている時に、タミヤの塗料等が使われていた名残かもしれませんね。

ドライブラシってちょっとコツがつかめなくて難しいと感じた方は一度使ってみてください。
アイシャドウのように付属のチップに色をとって左から順番に塗っていくだけできれいな焼き色が付けられますよ。