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樹脂粘土の乾燥と保存~粘土のお話②~

#樹脂粘土

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2018年7月22日更新

樹脂粘土で作品を作るのに必要な『乾燥』時間。それに、封を開けて余った粘土の保存方法ってどうするの?等、粘土の成形後から完成までと粘土の保存についてお話したいと思います。

粘土の乾燥について

樹脂粘土は自然乾燥することで硬化するものがほとんどです。
では、実際どのくらいの時間で乾燥が完了するものなのでしょうか。
前回の記事でご紹介した樹脂粘土の種類別に説明していきたいと思います。
どの粘土にも言えることですが、作業中の乾燥を防ぐため、同じものをたくさん作る時には粘土の乾燥を防ぐため、濡らしたキッチンペーパーか、赤ちゃん用の水99%のウェットティッシュをかぶせておくと作業がしやすいです。
また、乾燥中はスポンジなどの上におけるなら下からも乾燥が進むのでおすすめです。スポンジなどがなかった場合、途中で裏返してあげると乾燥が進む速度が速くなります。

樹脂粘土毎の乾燥時間

乾燥時間は環境や季節に左右されるので一概に何日とは言い難いのですが、種類によって完全に乾燥するまでの時間に差がありますので、それらをまとめてみました。

樹脂粘土(モデナ・DAISOの樹脂粘土等)の乾燥時間

樹脂粘土(モデナ・DAISOの樹脂粘土等)はとても乾燥が早く、作業を始めて10分もすると捏ねづらくなってきます。薄く伸ばしている途中で硬くなるので、薄いものを作りたくてもなかなかうまくいきません。伸びがよかったものが引っ張るとブチブチとちぎれ出し、どんどん固くなっていきます。
粘土型などを使って成形するときはこの状態で型に入れると型離れがいいです。
さらにこのまま作業を進めると表面の硬化した部分が白い膜のようになり粉が吹いたようになってしまいます。
これを利用してブルーベリーの表面の再現をしたりすることもありますが、それ以外では無理に作業を進めるとひび割れの原因になるのでお勧めできません。
「硬いな」と思ったらほんの少し水を垂らして捏ねてあげると再び作業がしやすくなります。
ただし、水のあげすぎは禁物です。
花びらのような薄いものなら2・3時間で次の行程へ進める程に硬くなり、次の日にはカチカチですが、表面が固まった後の乾燥は軽量樹脂粘土よりも時間がかかります。フェイクスイーツで使用するような厚みのあるパーツを作る時は4・5日程度放置してからニスを塗るようにしています
※季節やその時の湿度によっても前後します。

軽量樹脂粘土の乾燥時間

軽量樹脂粘土は作業中の乾燥については樹脂粘土ほどではないと感じます。(元が柔らかいので10分程度ではまだまだちょうどいい作業がしやすい硬さです)
こちらも伸ばしてブチブチと切れるようになってきたら水を少し垂らして捏ねなおすと元のように柔らかくなりますが、樹脂粘土よりもさらに少ない水分で十分です。
材質がフワフワしているせいなのか、成形後の乾燥は樹脂粘土より短いと思います。
3日もすればアイスクリームのようなものでもニスが塗れる状態になっています。

前回の記事で使用したような小さなパーツなら半日もすれば硬化完了しています。

樹脂(風)粘土の乾燥時間

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    樹脂粘土とビーズを中心に色々と作っています。

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