WEBOO[ウィーブー]

暮らしをつくる

樹脂粘土の乾燥と保存~粘土のお話②~

#樹脂粘土

lonlon
フォローする
 お気に入り
  • Tweetする
  • シェアする
  • LINEで送る

2018年7月22日更新

グレイスやコスモスなどの樹脂風粘土の硬化時間はゆっくりです。その為、薄い花びらなども成形しやすいメリットもあります。
成形中に乾燥が進んでくると表面につけている溝や型が弾力で跳ね返って元のツルツルの状態に戻ろうとするので、成形待ちの粘土の水分管理はしっかりしてあげる必要があります。(ウェットティッシュなどをかぶせておく等)
前回の記事で使用したような小さなパーツでも完全に硬化するまで一日は必要です。

透明粘土の乾燥時間

今回取り上げている粘土の中で一番乾燥が遅いのがこの透明粘土です。薄く小さ目のパーツでも乾燥するまでに2・3日を必要とします。
乾燥が進んだ部分は透けてくるので、見た目で乾燥が判断しやすいです。
キャンディなど厚みのあるものを作る時には1週間からものによっては2週間ほど置いておくことがあります。
 

乾燥経過の比較

前回の記事で使用した小さなパーツの12時間後の乾燥具合を比較してみました。
左から
  • 樹脂粘土(DAISO樹脂粘土)
  • 軽量樹脂粘土(ハーティクレイソフト)
  • 樹脂(風)粘土(グレイス)
  • 透明粘土(すけるくん)
となります。
樹脂粘土はほぼ乾燥が完了していて力を入れてグニッと押しても真ん中がへこむことはなく、粘土の性質上折り曲げても折れることはありませんでした。成形後12時間程度で小さいパーツならほぼ乾燥が完了していることがわかります。ただ、まだ曲げられる程度のやわらかさは残るので後12時間ほどは余裕を見て放置しておくとカチカチになると思います。
軽量樹脂粘土は完全に乾燥が終わっています。力を入れるとパキッと折れてしまいました。やはり、成形後の乾燥はいちばん早いです。
樹脂(風)粘土はまだ中心に力を入れると変形します。この程度の薄さのパーツでも変形しなくなるまで丸1日は必要です。
透明粘土も樹脂(風)粘土と同様に中心に力を入れると変形します。この程度の薄さのパーツでも透け感が出てくるまで2・3日は必要です。
さらに、中心が変形した樹脂(風)粘土(左)と透明粘土(右)の成形後1日たった状態のものを光にすかしてみました。樹脂(風)粘土は真ん中に力を入れても変形することはなく乾燥は完了しているようですが、透明粘土の中心はまだ少し柔らかさが残っています。光に透かしてみてもその部分に光がとおっていないことがよくわかります。

乾燥後のサイズの変化

自然乾燥の粘土は中の水分が抜けて硬化するため、乾燥するとサイズが少し小さくなります。実際に使用した型と乾燥後のパーツを並べて大きさの変化をチェックしてみました。

樹脂粘土(モデナ・DAISOの樹脂粘土等)の乾燥後のサイズ変化

あなたにおすすめ

この記事に関連するキーワード

  • lonlon

    樹脂粘土とビーズを中心に色々と作っています。

    フォローする