刺繍糸のメーカーとしては、DMC、アンカー、OLYMPAS、COSMOなどが有名です。DMCはフランス、アンカーはドイツのブランド。OLYMPASとCOSMOは日本のブランドです。なかでもDMCの刺繍糸は発色がよくやや太めで切れにくいので、初心者さんにおすすめです。
刺繍する布の選び方
刺繍をほどこすのに向いている生地とあまり刺繍に向いていない生地があります。はじめに刺繍に向いていない生地に刺してしまって刺繍が苦手になってしまうことも。生地は、使われている素材や織り方によって、かなり刺繍のしやすさが変わってきます。刺繍しやすい生地のポイントは、伸縮せず図案を写しやすく針を刺しやすいことです。
刺繍に向いている生地
目の詰まったコットン生地は刺繍しやすくおすすめです。なかでもシーチングと呼ばれる仮縫いなどにも利用される生地は値段もお手頃です。また織り目の詰まったコットンリネンやリネン生地も刺繍しやすいです。
刺繍に向いていない生地
ウールのふかふかした生地やサテンやキュプラなどつるつるした生地は図案を写しずらく刺繍に向いていません。またウールは分厚いので針を刺しにくく、サテンなどは薄すぎるので針穴が目立ってしまうという意味でも向いていません。
ゆるく織られたリネンやダブルガーゼ生地は、織り目が動くので名前などはっきりと形が見えるべき刺繍には不向きです。ただし抽象的な模様などをほどこすと生地の風合いと相まって素敵な作品を創ることもできます。
ニット生地は伸縮するのでかなり刺繍するのが難しい素材です。ニット生地に名前を刺繍したい場合は、刺繍した別の布を縫い付ける、刺繍したいニット生地部分に接着芯を張るといった工夫が必要です。
ゆるく織られたリネンやダブルガーゼ生地は、織り目が動くので名前などはっきりと形が見えるべき刺繍には不向きです。ただし抽象的な模様などをほどこすと生地の風合いと相まって素敵な作品を創ることもできます。
ニット生地は伸縮するのでかなり刺繍するのが難しい素材です。ニット生地に名前を刺繍したい場合は、刺繍した別の布を縫い付ける、刺繍したいニット生地部分に接着芯を張るといった工夫が必要です。
チェーンステッチのポイントと手順
チェーンステッチのポイント
刺繍は一般的に玉止めをしません。刺しはじめるときは長いめに糸を残しておき刺繍を終えてから糸を布際で切ります。また刺し終わりは布の裏側のステッチに数回通すと糸がほどけません。
ただし、玉止めしないのは出来上がったあとゴロゴロしないためであり、表の刺繍に直接影響はありません。難しいようなら玉止めをしても問題ありません。
ただし、玉止めしないのは出来上がったあとゴロゴロしないためであり、表の刺繍に直接影響はありません。難しいようなら玉止めをしても問題ありません。
1.布の裏から、1ステッチめを刺します。