健康やダイエットにいいみたいだけど、なんだか難しそう…って思っていませんか?
実はそんなことないんです!目指すものはとってもシンプル。
今回はそんなマクロビについての解説と美味しいレシピをご紹介します♪
STEP1 マクロビって何だろう?
雑誌やテレビで特集が組まれたり、マクロビメニューが食べられるカフェやレストランが続々登場しているマクロビ。実践しているハリウッドセレブやスーパーモデルも多いそうです。
「身体に良さそう」「ダイエットにいいかも」という印象はあるけれど、マクロビのことよく知らないなぁ…って思いませんか?マクロビとは
マクロビとは、『マクロビオティック(Macrobiotic)』の略称です。
マクロ+ビオ+ティック=マクロビオティック。
「マクロ」はギリシャ語で大きい・長いを意味し、「ビオ(バイオ)」は生命、「ティック」は術・学を表します。
マクロビオティックは、桜沢如一(さくらざわゆきかず 1893~1966年)氏が、日本古来の「食養生」と東洋の「易」の考え方をもとに提唱した「正食」という食事法で、後進の久司道夫氏によって体系化され、日本国内のみならず、海外でも広めるべく「マクロビオティック」と名付けられました。
海外でアメリカを中心に拡がり、日本には逆輸入のような形で入ってきたため、欧米発祥と思われがちですが、実は日本生まれの食事法・ライフスタイルなんです!
マクロビってベジタリアン・ヴィーガンとは違うの?
ベジタリアン(菜食主義者)は、野菜中心の食生活をする人の総称で、基本的に肉を食べず、乳製品のみOK・乳製品と卵はOK・魚もOKなど様々なカテゴリに分かれています。
ヴィーガン(完全菜食主義者)は、ベジタリアンの中でもかなり厳格に野菜のみ摂り、乳製品や卵などの動物性食品を一切食べないというルールを守っている人たちです。
マクロビも広い意味ではベジタリアンの一部とも言えますが、「絶対に肉を食べてはいけない」「絶対に野菜や玄米を食べなくてはならない」というものではなく、より自然に近いものをバランスよく食べて健康な生活を送ることを心がけることが大事なんだそうです。
マクロビの二大原則
- 身土不二(しんどふじ):地元のもの、風土に適した旬のものを食べる!
- 一物全体(いちぶつぜんたい):野菜やお米などの皮は栄養豊富。むかないでまるごと調理して食べる!野菜くずなどが出なければゴミも減り、私たちの周りの環境を大切にすることにつながります。また、まるごと食べる野菜やお米は無農薬・無化学肥料のものを選ぶと安全!
この2つと、体を温めるものは陽性、冷すものは陰性など食材や調理法を陰陽に分け、陰陽のバランスのとれたものが良いとする「陰陽調和」を実践することで、自然と調和した健康な暮らしを送ろうというのがマクロビなんです。
STEP2 マクロビってどんな食事?
調理の際、甘みは上白糖を使わずに米飴・粗製糖・みりん・甘酒・精製していない黒糖やメープルシロップで代用し、食塩は自然塩を使用します。
また、出汁は鰹節や煮干などの魚の出汁ではなく昆布や椎茸を使うこと、肉類や卵、乳製品は避ける(卵は病気療養などの場合はOK)こと、化学調味料ではなく天然由来の調味料を使うことが推奨されています。
シンプルな日本伝統の和食などがまさにこれに当てはまりますよね。