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美白有効成分の種類と効果一覧!肌トラブルケアに必要な成分を比較解説

#スキンケア

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2020年11月30日更新

透き通るような透明感のある肌、あこがれますよね。そんな肌になるために、美白の美容液を使っている人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、美白有効成分の種類とその効果、そして肌トラブルに必要な成分を比較し解説していきますのでぜひ参考にしてくださいね。

    目次

  1. 美白成分とは?肌を白くするために知っておきたい3つの効果
  2. 美白に有効な成分一覧
  3. 肌トラブル別に効果的な美白成分を紹介
  4. 美白成分入りのおすすめ美容液ランキング
  5. まとめ

どんな美容液を使っていますか?今お使いの美白美容液に、効果を感じていますか?きっと、「あまりよくわからない・・・」という方も少なくはないでしょう。

美白成分の役割はさまざま。ひとつの成分が肌を白くするという訳ではありません。美白肌を叶えるための有効成分はいくつかあり、それぞれが異なる役割を持っているのです。

ここをきちんと理解しないと「美白効果が感じられない」「買った意味がない」とガッカリしてしまうことも。

美白成分とは?肌を白くするために知っておきたい3つの効果

美白成分とは厚生労働省が認可した美白の成分のことです。
「メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ、あるいはこれに類似した効能があると認めた成分」であること。
美白成分は美白化粧品に含まれていますが、成分の種類によってはたらきが異なります。役割は大きくわけて3つ!
その3つがどんな役割なのかを、それぞれ紹介していきます。

効果1.メラニン生成を抑制する

シミやくすみの原因はメラニンの過剰分泌です。紫外線を浴び続けることで必要以上にメラニンを生み出し続け、大量に表皮細胞に運ばれている状態です。本来であればメラニンは肌細胞を守るために必要な役割がありますが、生活習慣の乱れやストレスによりメラニンを排出する力が弱くなってしまい、メラニンの多い部分が褐色になって肌に残ってしまうのです。美白成分はこのメラニンの活性化を抑えるのに役立っています。

シミやくすみができる原因・過程はこちら。

効果2.色素を薄くする

メラニン生成の過程では酸化反応が多いため、ビタミンCによる還元作用によって生成を前の段階に戻す結果、メラニン生成が遅くなったりメラニンの色素が薄くなったりすることを「メラニンの還元」と呼ぶことがあります。メラニンの過剰分泌をストップさせれば、新陳代謝によってメラニンは剥がれ落ちます。これにより黒ずみが薄くなってくるのです。
 

効果3.メラニンの排出を手助けする

肌の生まれ変わりのサイクルのことをターンオーバーといいますが、肌のターンオーバーを整えることでメラニンが肌の表面へと押し上げられ垢と一緒に剥がれ落ちるのです。これを「メラニン代謝」と呼びます。しかしターンオーバーが正常に働かないと、メラニンは肌から排出できず蓄積されたままになり、シミやくすみとなってしまうのです。

ターンオーバーの仕組みについてはこちら。

美白に有効な成分一覧

現在、美白成分は全部で20種類ほどあります。ビタミンCやプラセンタなどは、知っている人も多いのではないでしょうか。ただし、前述したようにそれぞれ異なる働きがあるので、効果ごとに成分を解説していきます。自分に合った美白成分を見つけて、効率よく美白肌を目指しましょう。

1.アルブチン

アルブチンは、ハイドロキノンの分子構造を一部変化させて開発された厚生労働省が認可している成分になります。メラニン色素の合成に関わる酵素であるチロシナーゼの働きを阻害するため、肌のシミやくすみのもととなるメラニン色素自体の生成を抑制する働きがあります。
つまり、未来にできるかもしれないシミやそばかすを防ぐ「予防美白」の効果があります。
メラニンの発生には24~72時間程度かかると言われています。そのため、もしうっかり日焼けしてしまった場合はなるべく早くアルブチン配合の美容液を使用することをおすすめします。

アルブチンは食事やサプリメントからも摂取できます。
 

アルブチンを含む食品
  • サンタベリー
  • ウワウルシ
  • マッシュルーム など

からだの中からと外からのアプローチは効果実感が高いので、ぜひ挟み撃ちしてみてくださいね!
 

 

2.エラグ酸

エラグ酸は、ザクロ、いちご、ラズベリーなどに含まれている天然のポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用を持ち
 
  • ガンを抑制する効果
  • 糖尿病を予防する効果
  • 炎症を抑える効果
  • アンチエイジング効果

などのさまざまな効果を持っています。
美容では、メラニンの生成に関わるチロシナーゼという肌のくすみのもとを作る酵素をセーブする働きがあります。

3.カモミラET

カモミラETは植物由来の美白成分で、シミやそばかすを防ぐという効果が承認された医薬部外品有効成分になります。メラニンを生成する細胞メラノサイトの増殖や活性化を抑え、シミを事前に防ぐ働きがあります。
カモミラETは天然成分であることから、国・地域・時期・抽出方法のよって成分組成に差異があると推察されています。

成分組成は主に
  • 精油:ビサボロール、カマズレン
  • テルペンアルコール
  • フラボノイド類:アビゲニン、ルテオリン
  • アズレン
などで構成されています。

4.コウジ酸

コウジ酸は、日本酒や醤油の製造過程でできる麹のコウジ菌が作り出す物質で、シミやくすみのもととなるメラニン色素が増えないよう抑える役割があります。国内外の美白化粧品に配合され、世界でもっとも有名な美白成分のひとつとなっています。そして、薬事法改正後の最初の美白有効成分として承認された成分です。

コウジ酸には抗糖化作用があります。「糖化」とはタンパク質と糖が結びついておきる老化現象のこと。その時に作られるAGEsという物質が肌の老化を促すのです。糖化が及ぼす肌への影響はとても大きく、美しいハリのある肌を保ちたい人には最も避けたい生体反応です。これまでは「抗酸化ケア」が大切とされていましたが、最近では老化を加速させる糖化「抗糖化ケア」が必要なことがわかってきました。糖化が進むとコラーゲン繊維の弾力が低下し肌のハリがなくなりたるみが起こります。また、くすんだ(黒ずんだ)印象へと変化していくのです。
 

5.トラネキサム酸

トラネキサム酸は、肝斑(かんぱん)を改善する効果があると認められているアミノ酸の一種です。肝斑は女性ホルモンのバランスの乱れが一つの要因と言われていますが、トラネキサム酸は女性ホルモンに直接影響するのではなく、シミやくすみの原因となるメラノサイトに働きかけ、黒ずみが生まれるのをブロックする働きがあります。
 
  • 止血剤
  • 抗炎症剤としての出血の予防、治療

にも用いられる。

6.ナイアシンアミド

ナイアシンアミドはニコチン酸アミドとも呼ばれ、エネルギー代謝やメンタルの安定にとって重要な働きをするビタミンB群の一種です。バリア機能サポート」、血行促進、肌荒れを防ぐ作用のある水溶性分のため、汎用性が高く、化粧品に従来から使われている成分です。


ナイアシンアミドの2つの効果
  1. 真皮にあるコラーゲンの生成を改善し、コラーゲンがたくさんできることでシワが改善される。
  2. 表皮にあるメラノサイトというメラニン色素を作る細胞が、表皮の細胞にメラニン色素を渡すのをブロックしてくれるので美白効果もある。

シワ改善にも美白効果もあり、美容分野でとても優秀な成分なのです!

7.ハイドロキノン

ハイドロキノンは、皮膚科でのシミ治療などにも積極的に使用されている美白成分で「肌の漂白剤」とも呼ばれるほどの効果を持っています。様々な肌トラブルに対応できる優秀な美白成分でメラニン生成を抑える働きがあり、量を増やせば増やすほど効果が高くなります。
しかし、成分が強いため敏感肌の人は長期間使うと肌トラブルが発生する可能性も。特にアレルギーを持つ人は、赤みが出たりヒリヒリ感が出る恐れもあるのです。但し、肌に悪いものではないため、2~3日使ったら様子をみながら使用するのが良いでしょう。


 

8.ビタミンC誘導体

ビタミンCは不安定な成分なので、そのまま化粧品に配合ができません。そのため成分として安定させて、肌に浸透しやすくしたのがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、美肌に欠かせないビタミンCを肌に直接運んでくれる働きがあります。

9.プラセンタエキス

プラセンタエキスはプラセンタを酵素分解、塩酸分解などの方法により分解後、抽出工程を経て得られた液体またはペースト状で加熱殺菌されたものです。ビタミンやミネラルが豊富な栄養成分で、肌細胞の再生をサポートする働きがあります。



 

10.4MSK

4MSKは美容メーカーの資生堂が開発した独自の美容有効成分。酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニン生成を抑制するだけではなく、シミ部位で生じてる慢性的な角化プロセスの乱れに作用して、溜まったメラニンを排出する効果を持ちます。


 

肌トラブル別に効果的な美白成分を紹介

人の肌は千差万別。水分、油分、キメや毛穴の状態といったように同じような肌を持つ人はいないと言っても過言ではありません。同じ悩みの人が同じ美容成分を使ったとしても、効果の出かたは違います。正しい知識を習得し、その中から肌悩みに合った美白成分を選んで透明感あふれる美白肌を叶えましょう。

くすみに有効な美容成分

くすみとは、透明感や明るさ、ツヤが失われるため顔全体が本来の明るさよりも暗く見える状態です。不健康で暗い印象を与えてしまうこともあります。

そんなくすみ肌を解消へと導いてくれる美容成分はこちらです。
  • ビタミンC誘導体
  • コウジ酸
  • ハイドロキノン
  • プラセンタエキス
などが有効です。

日焼けに有効な美容成分

日焼けとは、紫外線を皮膚に浴びることにより皮膚が赤く炎症を起こす急性症状と、人体の色素のメラニンが皮膚表面に色素沈着することです。

そんな日焼け肌を解消へと導いてくれる美容成分はこちら。
  • ビタミンC誘導体
  • アルブチン
  • ユキノシタ
  • ハイドロキノン
などが有効です。

ニキビ跡に有効な美容成分

ニキビ跡とは、ニキビが治った後でも赤みや色素沈着、クレーター(へこみ)などが残っている状態のことです。

そんなニキビ跡を解消へと導いてくれる美容成分はこちら。
  • トラネキサム酸
  • ハイドロキノン
  • グリチルリチン酸
  • アラントイン
などが有効です。

美白に有効な美容成分

美白とは、色素沈着が少なく白くて明るい肌のこと。メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことです。

そんな美白肌へと導いてくれる美容成分はこちら。

 
  • アルブチン
  • コウジ酸
  • ユキノシタ
  • ハイドロキノン
などが有効です。

年齢肌に有効な美容成分

年齢肌とは、一般的には加齢が原因で肌の保水力が低下してしまい「しわ」や「たるみ」が生まれてしまっている肌のことです。

そんな年齢肌を解消へと導いてくれる美容成分はこちら。
  • ハイドロキノン
  • セラミド
  • ヒアルロン酸

などが有効です。

美白成分入りのおすすめ美容液ランキング

美白成分入りのスキンケア用品を探している人のために、おすすめアイテムをピックアップしてランキング化しました!気になる人は、以下のページも参考にしてくださいね。


 
美白スキンケアはこちら。
美白 ボディクリームはこちら。
美白 美容液 プチプラはこちら。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自分に合った美白成分を見つけることができましたか?
透明感あふれる肌と言うのは、きっと女性なら誰しもが憧れますよね。
なんとなく選んで使っていた美白美容液、何の成分が入っているのか今すぐ確認してみてください。自分の目的に合っていない成分だったのなら、使い続けていても効果は感じられないかもしれません。

自分の〝なりたい肌〟を想像してみてください。

想像できたのなら、どの成分が自分に合うのかお分かりですよね。
美白肌、あきらめていた人もそうでない人も、自分に合った美白成分で毎日なりたい肌を想像しながらお手入れをしてみてくださいね。
「願いは叶う」ですよ!

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