どんな美容液を使っていますか?今お使いの美白美容液に、効果を感じていますか?きっと、「あまりよくわからない・・・」という方も少なくはないでしょう。
美白成分の役割はさまざま。ひとつの成分が肌を白くするという訳ではありません。美白肌を叶えるための有効成分はいくつかあり、それぞれが異なる役割を持っているのです。
ここをきちんと理解しないと「美白効果が感じられない」「買った意味がない」とガッカリしてしまうことも。
美白成分とは?肌を白くするために知っておきたい3つの効果
「メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ、あるいはこれに類似した効能があると認めた成分」であること。
美白成分は美白化粧品に含まれていますが、成分の種類によってはたらきが異なります。役割は大きくわけて3つ!
その3つがどんな役割なのかを、それぞれ紹介していきます。
効果1.メラニン生成を抑制する
効果2.色素を薄くする
効果3.メラニンの排出を手助けする
美白に有効な成分一覧
1.アルブチン
アルブチンは、ハイドロキノンの分子構造を一部変化させて開発された厚生労働省が認可している成分になります。メラニン色素の合成に関わる酵素であるチロシナーゼの働きを阻害するため、肌のシミやくすみのもととなるメラニン色素自体の生成を抑制する働きがあります。
つまり、未来にできるかもしれないシミやそばかすを防ぐ「予防美白」の効果があります。
メラニンの発生には24~72時間程度かかると言われています。そのため、もしうっかり日焼けしてしまった場合はなるべく早くアルブチン配合の美容液を使用することをおすすめします。
アルブチンは食事やサプリメントからも摂取できます。
- サンタベリー
- 梨
- ウワウルシ
- マッシュルーム など
からだの中からと外からのアプローチは効果実感が高いので、ぜひ挟み撃ちしてみてくださいね!
2.エラグ酸
強い抗酸化作用を持ち
- ガンを抑制する効果
- 糖尿病を予防する効果
- 炎症を抑える効果
- アンチエイジング効果
などのさまざまな効果を持っています。
美容では、メラニンの生成に関わるチロシナーゼという肌のくすみのもとを作る酵素をセーブする働きがあります。
3.カモミラET
カモミラETは天然成分であることから、国・地域・時期・抽出方法のよって成分組成に差異があると推察されています。
成分組成は主に
- 精油:ビサボロール、カマズレン
- テルペンアルコール
- フラボノイド類:アビゲニン、ルテオリン
- アズレン
4.コウジ酸
コウジ酸には抗糖化作用があります。「糖化」とはタンパク質と糖が結びついておきる老化現象のこと。その時に作られるAGEsという物質が肌の老化を促すのです。糖化が及ぼす肌への影響はとても大きく、美しいハリのある肌を保ちたい人には最も避けたい生体反応です。これまでは「抗酸化ケア」が大切とされていましたが、最近では老化を加速させる糖化「抗糖化ケア」が必要なことがわかってきました。糖化が進むとコラーゲン繊維の弾力が低下し肌のハリがなくなりたるみが起こります。また、くすんだ(黒ずんだ)印象へと変化していくのです。
5.トラネキサム酸
- 止血剤
- 抗炎症剤としての出血の予防、治療
にも用いられる。
6.ナイアシンアミド
ナイアシンアミドはニコチン酸アミドとも呼ばれ、エネルギー代謝やメンタルの安定にとって重要な働きをするビタミンB群の一種です。バリア機能サポート」、血行促進、肌荒れを防ぐ作用のある水溶性分のため、汎用性が高く、化粧品に従来から使われている成分です。
ナイアシンアミドの2つの効果
- 真皮にあるコラーゲンの生成を改善し、コラーゲンがたくさんできることでシワが改善される。
- 表皮にあるメラノサイトというメラニン色素を作る細胞が、表皮の細胞にメラニン色素を渡すのをブロックしてくれるので美白効果もある。
シワ改善にも美白効果もあり、美容分野でとても優秀な成分なのです!
7.ハイドロキノン
ハイドロキノンは、皮膚科でのシミ治療などにも積極的に使用されている美白成分で「肌の漂白剤」とも呼ばれるほどの効果を持っています。様々な肌トラブルに対応できる優秀な美白成分でメラニン生成を抑える働きがあり、量を増やせば増やすほど効果が高くなります。
しかし、成分が強いため敏感肌の人は長期間使うと肌トラブルが発生する可能性も。特にアレルギーを持つ人は、赤みが出たりヒリヒリ感が出る恐れもあるのです。但し、肌に悪いものではないため、2~3日使ったら様子をみながら使用するのが良いでしょう。
8.ビタミンC誘導体
9.プラセンタエキス
10.4MSK
4MSKは美容メーカーの資生堂が開発した独自の美容有効成分。酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニン生成を抑制するだけではなく、シミ部位で生じてる慢性的な角化プロセスの乱れに作用して、溜まったメラニンを排出する効果を持ちます。
肌トラブル別に効果的な美白成分を紹介
くすみに有効な美容成分
そんなくすみ肌を解消へと導いてくれる美容成分はこちらです。
- ビタミンC誘導体
- コウジ酸
- ハイドロキノン
- プラセンタエキス
日焼けに有効な美容成分
そんな日焼け肌を解消へと導いてくれる美容成分はこちら。
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- ユキノシタ
- ハイドロキノン
ニキビ跡に有効な美容成分
そんなニキビ跡を解消へと導いてくれる美容成分はこちら。
- トラネキサム酸
- ハイドロキノン
- グリチルリチン酸
- アラントイン
美白に有効な美容成分
そんな美白肌へと導いてくれる美容成分はこちら。
- アルブチン
- コウジ酸
- ユキノシタ
- ハイドロキノン
年齢肌に有効な美容成分
そんな年齢肌を解消へと導いてくれる美容成分はこちら。
- ハイドロキノン
- セラミド
- ヒアルロン酸
などが有効です。
美白成分入りのおすすめ美容液ランキング
美白成分入りのスキンケア用品を探している人のために、おすすめアイテムをピックアップしてランキング化しました!気になる人は、以下のページも参考にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分に合った美白成分を見つけることができましたか?
透明感あふれる肌と言うのは、きっと女性なら誰しもが憧れますよね。
なんとなく選んで使っていた美白美容液、何の成分が入っているのか今すぐ確認してみてください。自分の目的に合っていない成分だったのなら、使い続けていても効果は感じられないかもしれません。
自分の〝なりたい肌〟を想像してみてください。
想像できたのなら、どの成分が自分に合うのかお分かりですよね。
美白肌、あきらめていた人もそうでない人も、自分に合った美白成分で毎日なりたい肌を想像しながらお手入れをしてみてくださいね。
「願いは叶う」ですよ!
シミやくすみができる原因・過程はこちら。