栄養満点で美容や花粉症にも効果が!?玄米の持つすごいパワーと美味しい炊き方

白米のお茶碗一杯分（150ｇ）のカロリーは約252kcalです。対して玄米は150ｇで約248kcalです。どうでしょうか。意外と大差ないのです。
玄米を食べて痩せる、ダイエットに効果があるというのは、カロリーが理由ではないのです。

玄米にはビタミンや食物繊維が豊富に含まれていることから、便通改善・代謝アップの効果があり、体重が増加しにくいのも理由の一つです。

そのほかにも、白米よりかたいのでよく噛んで食べるため満腹感を感じるのが早い、
腹持ちがいいのでなかなか空腹感を感じず、間食が減る、
などが結果的に食べすぎを防ぎダイエット効果をもたらしていると言えます。

よく噛まずに飲み込んでしまう小さな子どもや、胃腸の機能が弱い高齢者には逆効果な場合もあります。また、よく噛まないので栄養が十分に吸収できない、消化不良を起こしてお腹を下してしまうという場合も。
胃腸に負担をかけて体調を崩してしまうこともありますので、無理して摂取せず、自分の体と相談して食べるようにしましょう。

健康のために食べているもので体を崩しては本末転倒ですもんね。

玄米が苦手な方は、
・玄米はかたい、パサパサしている
・なんとなく臭い
・美味しくない
といったイメージを持っているのではないでしょうか。

それが、炊く前のひと工夫で柔らかく美味しく炊けるんです。
「玄米ってこんなに美味しいの！？」と驚くかもしれません。
特別なことは何もありません。誰でも簡単にひと手間加えるだけで、美味しい玄米が炊けるので、そのやり方をご紹介しますね。
 

玄米の表面のごみを取るように、玄米同士をこすり合わせてちょっと強めにとぎます。
この時一発目はミネラルウォーターを浸水させるという方法も多く聞きますが、私は水道水で洗います。
なぜ強めにこすり洗いをするかというと、玄米の表面のぬかがはぎとられることで臭みの原因が抑えられ、炊きあがりのむぅっとした玄米特有のにおいが軽くなるからです。

最初にお伝えしておきます！炊飯器に「玄米モード」があれば吸水時間も取らず、水の量もメモリ通りで大丈夫です。

玄米モードがない炊飯器の場合は、
水の量は、メモリよりも少し多めにして、
夏場は半日、冬場は一日ほどしっかり吸水させましょう。
そうすることで玄米がたっぷり水を吸い柔らかく炊けます。