角を三角に折ってから縫い始めましょう。 針先で押しこむようにたたむと、たたみやすいです。
口布をつけたとき同様に縦纏りをしていきます。
このように縫い代の処理をしておくことで、布端がバサバサ出てくることはありません。 手縫いでも、しっかり作ることができます。
表目も、布と同じ色の糸を使うことで目立たなくなります。
5.貫抜止め(カンヌキドメ)をする
口布の部分が開きすぎるのを防ぐ・補強のために、『貫抜止め』をしましょう。 貫抜は、着物の袖口などに使われる縫い方です。 この縫い方は、スナップボタンを付けるとき、スカートのウエスト金具をつけるときなどにも使えます。
貫抜止めの位置にまち針で印を付けます。 今回は、端から1cmの所に貫抜止めをします。
左から針を刺しましょう。 玉結びは、口布の中に隠れるように。 最初左から針を出すことで、右利きで針を進めることができます。
針を右手に持ち、両方の口布に渡るように二目返し縫いをしましょう。
あまり糸を引き過ぎないように気をつけましょう。
糸を反時計回りで先ほどの縫い目を囲みます。
囲んだ輪の中で、縫い目の下に針を通します。
これをまち針で留めて、縦纏りをしていきます。