これで、糸端を布の裏面に渡すことが出来ました。
ステッチのやり方
再び布を表に返して、ステッチを始めます。 ニードルは、ペンを握る時と同じような感じで持ちます。
そして、ニードルの針先をゆっくりと持ち上げます。
布に針先を添わせるようにしながら、針先を移動させます。 刺繍糸3本取のニードルの場合は、2~3ミリ位の幅を目安にしていきます。 ポイントは、必ず布に添わせるように移動させることです。 布から針先を持ち上げ過ぎると糸が緩む原因になりますのでご注意下さい。
この時、針先を移動させる方向は、常に「ころがり止め」の出っ張りと同じ方向です。 ポイントは、ニードルを握る時に針先を移動させる方向へ「ころがり止め」の出っ張りを向けることです。
針先を2~3ミリ位移動させて、また布に針先を刺します。 ニードルのホルダー部分までしっかりと差し込みます。
この繰り返しをなるべく同じ幅で進めていきます。 ニードルを移動させる方向は、右から左、上から下など色々と試しながら、やりやすい方向を見つけて下さい。
もう少しこの動作を続けていくと、画像のように一般的な刺繍の「バックステッチ」のようなステッチが仕上がります。
ステッチの終わり
終わる時も始める時の同様に、糸端を布の裏側へ渡します。 ステッチが終わったら、布を裏面にひっくり返します。 画像のように、糸がピンと張った状態になっています。
このピンと張った糸を指で少し引き抜きます。
そのピンと張った糸を指でつまみ、引っ張り出します。