そもそも鏡餅はなぜ丸い?どうしてお正月に飾るのでしょうか?
鏡餅の丸い形は心臓を象徴化したものといわれ、年神様に力を借りて魂の再生を図ったと伝えられています。昔は鏡餅とともに大根、かぶ、押し鮎、鹿肉などを食べていたようですが、次第に食べるものから眺めるためのものとなりました。これが床飾りとしての鏡餅の始まりだといわれています。
神に供えられた鏡餅を鏡開きの日に割って頂くことで、神の霊力とつながりが生じると考えられています。
ちなみに大小積み重ねるのは、月と太陽を表しているそうで、福徳が重なって縁起がいいとされているそうです。
なぜ鏡餅を食べるのでしょう?
お正月、神様からは全ての人や物に新しい生命を与えるために現れると伝えられています。つまり一年に一度新たに生まれ変わるということです。その年神様の霊力はお供えした鏡餅に宿っていますので、鏡餅を食べることで新しい生命をいただくことができるというわけです。
こんなご利益がありそうな行事なのに、今まで見過ごしていた人も多いのではないでしょうか!今年は包丁で切らずに木づちなどでぜひ開いて割って、本来の「鏡開き」をしてお餅をいただきたですね。ちょっとだけでも、知った日本の伝統行事の作法を取り入れると、お正月をきちんと過ごした気分になり清々しく今年一年を過ごせそうです。
日本の伝統文化を見直してみるのも素敵ですね
どうしてもクリスマスやバレンタインディ、ハロウィーンなど華やかなものに目が行きがちですが、小さな一つ一つの日本の行事を見直すと、一年の節目を感じて丁寧に生活ができるように思いませんか?気がついた時に、ちょっと日本の行事に目を向けて少しでも何かしてみると、新しい気持ちになれて、気持ちの良い一年が送れるきっかけになったら良いですね。