緑色の帽子をファッションに取り入れている方もいると思います。そんな日本では何気ないファッションも、実は中国ではある意味を持つ”NGファッション”になるのだとか。諸説あるその理由を、まとめてみました。
中国で、男性にとって緑の帽子は不名誉!?
中国でも緑色の帽子は売られているとは思いますが、言葉のやりとりの中で男性が「緑の帽子をかぶせられる」ことは不名誉なことで、場合によっては相手を侮辱する言葉になります。
なぜなら載緑帽子(緑の帽子をかぶる)は「妻を寝取られた男」という意味だからなのです。
なぜ、緑の帽子なの?法律で定められていた説
一説によると、妻が不貞を働いた男は緑色の帽子をかぶるべし、と明の時代に法律で定められていたことから現代までその言葉が残っているとか。
階級制度説
ひとつは、昔の中国の元王朝、明王朝時代に娼婦の親族の家長は「緑色の頭巾」(一説には青)を頭に巻いていたという説があります
当時は階級制度が厳しく、「娼婦など賤職に携わる人々は緑の衣服を身にまとうように」という決まりがあったとも言われています
「娼婦の父および家族は青色の帽子をかぶること」という規則があり、それが「緑の帽子」という形で現代に残り、「戴緑帽子」(dai lumaozi)という中国語は「妻を寝取られた男」という意味するが今でも残っているわけです。
”妻とその愛人の逢引の合図”だった説
こちらも、妻の不倫に関連する説みたいですね。
たびたび出張に出る商売人の夫がいました。夫の留守中、妻は布屋の主人とできてしまいます。
中国の男性にとって「緑色の帽子」というのは、「私のガールフレンドは別の男性と『不倫』をしていますよ」とみんなの前で宣言しているようなものですね。