技術がなくても簡単に花をアレンジして部屋を彩る方法

花のスタイリングは、活け方だけではなく、どこに置くか、周りに何を置くか、どんな空気感に仕上げるか、といったトータルコーディネートが大切。お花を1、2本アレンジするだけで、部屋の雰囲気がガラリと変わりますよ。例えば、背の高いお花を小さな空きびんにすっと挿せばさわやかに、ハーブなどをかごに盛ってレースペーパーを敷いたテーブルにのせたら、たちまち愛らしい雰囲気になります。

香りの王様と言えばバラ。今回はあえてシックな色合いのものを選び、形や質感が楽しいケイトウなど個性の異なる花と葉を組み合わせて初秋のリビングにぴったりのアレンジに。残った花は、バスルームやキッチンにもスタイリングしてみましょう。
【リビング用】器に水を入れ、花に高低差が出るように長さを変えながら切って活けていきます。バラは全てが同じ方向を向かないように、少しずつ向きを変えるのもポイント。

【バスルーム用】バラは器の口元から花が出るくらいの長さに、ユーカリは器の高さの倍より少し長いくらいに切ります。ブラックベリーはバラよりも少し長めにすると、バランスよく落ち着きます。花と葉が水差しの取っ手と逆の方向に流れるように活けると綺麗。
【キッチン用】ガラスの器に、パツンと潔く切って1本生けます。ガラスの器の場合、お水をなみなみと入れるより、3分の1くらいが美しく決まります。水道の蛇口の近くに置く。