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カフェ風キッチンの作り方をポイント別に詳しく解説

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2019年11月8日更新

無垢の床に無垢の壁、無垢のカウンターテーブルと、硝子ケースも無垢。ここまで無垢で揃えたこのお宅の中は、まるで森林のごとくフィトンチッドが溢れているのではないでしょうか。板張りの壁は貼る面積で全くイメージが変わってきます。
漆喰は、日本の伝統的な塗り壁です。喰壁は呼吸をする壁とも言われ、冬の乾燥や夏の湿気を防ぐ効果が期待でき、年間を通じて部屋の湿度を快適に調整してくれます。また、漆喰はホルムアルデヒドを吸着し、再放出しない壁材として健康嗜好の方に強い人気があります。見た目にも清潔感があり、キッチンにぴったりな壁材ですね。
内装の塗り壁で特に人気の高いのが珪藻土です。特徴は漆喰塗りとほぼ同じですが、珪藻土が最も効果を発揮するのが「調湿効果」です。浴室のバスマット代わりの製品が大人気ですが、広い範囲だけでなくピンポイントでも活躍してくれます。また、珪藻土は塗り方を変えることで、様々な表情を出すことができます。色も白だけでなく、顔料を混ぜることで何百種類もあり、自分だけの空間を演出することができます。
クロスはご存じの通り、現代で最も普及している馴染みのある壁材。塗り壁に比べて施工の手間も少なく、経費も抑えられます。また、自由に「遊べる」のもクロスのメリット。写真のお宅のように、ひとつの室内でもひとつのスペースの色を変えてみるとぐっと奥行きが出ます。同じ空間の中で雰囲気の違うスペースを作ることが簡単にできるのです。
タイルは戦後、日本の住宅ではとても需要が多い素材でしたが、クロスなどが多く普及するようになってあまり使われなくなっていました。が、最近になってまたタイルの魅力に魅かれる人が増えてきたようです。壁一面にレンガタイルを貼ったなんとも贅沢なお宅ですが、個性的な形の天井までの広い面積にタイルを使用したことで温かみが生まれていますね。キッチンの向うにあるパントリーも使い勝手が良さそうですね。

天井

塗り壁に太い梁が見える天井、いわゆる「表し梁」はナチュラル系の家屋に好んで使われていますね。写真のように真っ白の壁と天井だけだと冷たい印象ですが、茶色の太い梁が1本あるだけでとても安らげる空間になっていると思いませんか。

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