我が家は中古住宅を購入し、内装などをリフォームして暮らしています。でも、例えばキッチンと洗濯機のある脱衣所をつなげる といったような間取りの変更はできませんでした。我が家のように既存の住宅を購入された方や賃貸にお住まいの方は、家事動線や生活動線の間取りをいくら提案されてもどうしようもありません。現在の間取りで工夫をして家族が暮らしやすい生活を送れるよう考えてみました。
<1>洗濯した後はなるべく手間数少なく
部屋干しもできるように
洗濯機がある場所は部屋干しできる設計になっていますか?洗濯機のそばでそのまま脱水後の衣類を干せるのが最短動線です。まずはその場で移動可能な物干し器具に干してしまいましょう。その後、お日様の下で干したいときは移動させればいいのです。雨の日や遅い帰宅が予想されるときはやはり部屋干しが便利です。部屋干しできる「どこでもフック」や「つっぱり棒」などを利用して部屋干し空間を作りましょう。
パラソル型干しとハンガー干しの便利さ
私は、小物はパラソル型干し竿、半袖~長袖衣類はハンガーを利用しています。昨今はハンガー干しはメジャーだと思いますが、洗濯バサミを使わないパラソル型も干しと外しがワンタッチでできて便利なのです。傘の骨になる部分の両端が洗濯物を差し込んで挟める設計になっているので、洗濯バサミも不要。ハンガーは、乾いたらそのままクローゼットに持っていけるものを。幅が広いハンガーを用意すればセーターもそのまま干せます。
洗濯バサミは身体近くに置いて
小物は物干し器具に干せば洗濯バサミは不要ですが、バスタオルやシーツなどの大判なものは長い物干し竿に干すか、たくさんの洗濯バサミを使って吊るし干しすることになります。その時に、洗濯物を出して、洗濯バサミをカゴから取り出して、といちいちやるのは手間が掛かります。洗濯バサミはエプロンの大きなポケット内か、肩から掛けられるカゴに入れて使いましょう。床に置いた洗濯バサミ入れカゴから腰をかがめて取り出すより、洗濯物を掛けて立ったまま洗濯バサミを使う方がはるかに効率良いです。