今更聞けない!鏡開きと七草とは?

日本の伝統行事は色々とありますが、新年明けてすぐの「鏡開き」と「七草」はやったことがありますか?
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2016年12月30日更新

目次
  1. 新年最初の行事「七草」と「鏡開き」
  2. 1月7日の春の七草
  3. 鏡開きは1月11日

新年最初の行事「七草」と「鏡開き」

日本の伝統文化を知ることで、自分の国を知り、四季を生きる知恵を知ることができます。ちょっと勉強して、生活の中に取り入れてみませんか?何かと役に立ったり、そして豊かな気持ちになるかもしれません。

1月7日の春の七草

1月7日になるとスーパーに並ぶ七草がゆセット。なんとなく食べていた人もいたかもしれませんが、一体なんのために始まった風習で、「七草」が一体なんなのかご存知ですか?

春の七草

春の七草の種類

まずは何がどれなのか知るところから始めましょう!
実は、春の七草はほとんど雑草として生えているものばかりなのです。知っているものがいくつあるでしょうか。
小さな頃に家族から春の七草を教わったという思い出がある方もいるのではないでしょうか。
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」
この順番で覚えた方も多いのでは。

無病息災を祈って食する七草粥

平安時代に中国から伝わり、江戸時代に庶民に広まっていった七草粥。1月7日に春の七草を粥に入れて食べ、その年1年の無病息災を願います。中に入れる野菜はそれぞれビタミン、ミネラル、食物繊維をふんだんに含んでいるいわゆる日本のハーブと言われるような植物たち。セリなどは時々山菜料理などで見かけますし、すずな、すずしろは馴染みのある大根とかぶ。他のものも、よく葉っぱを見ると野草として生えている見たことのあるものがあります。昔はこんな身の回りにあるものから、体にいいものを選んでその時その時で食べていたんですね。春一番に芽を出す七草を食すと芽を出す力を得られそうです。

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七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。こんな、おまじないのような食べ方も素敵ですが、実はこの七草粥、とても理に叶った習慣です。

なんとなく体が元気になるような気がしていましたが、やっぱり無病息災を祈って食べるものだったんですね!年末から年始にかけてパーティやら会合、家族の集まりなど食べたり飲んだりし続けて酷使した体と胃をこの辺りで一旦リセットするのは大事なことです。昔からの風習も捨てたもんではありません。

春の七草それぞれの栄養素

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【春の七草の効用】
●セリ……鉄分を多く含み、食欲を増進させる。
●ナズナ……解熱・利尿作用がある。
●ゴギョウ……風邪の予防や解熱作用も。
●ハコベラ……ビタミンAが豊富で、腹痛の薬にも。
●ホトケノザ……食物繊維を多く含む。
●スズナ……ビタミン類を多く含み、消化を助ける。
●スズシロ……消化を助け、風邪の予防にも。
効用を見ると、無病息災を祈って食べた意味がわかりますね!どれも疲れた体や胃に優しく、疲れを取ってくれそうです。この野菜たちと、柔らかく煮た粥であれば、体に悪いわけがありません。

いろいろなところで七草は手に入ります!

スーパーで七草

そういえば、1月5日前後から7日までこんなセットをスーパーマーケットで見かけますよね!全てまとめて入ったセットなら簡単におかゆを作ることができますね。きっと江戸時代の人が見たら「なぜ雑草をわざわざ買うのか」と笑われてしまいそうですが。

こんなパックに入ったセットもあるそうです。これならささっといただくことができます。

この寄せ植え状態で売っているのも見かけますよね。とても上品に植えられていて、これを抜いて料理するのがなんとなく憚られてしまいます。でもこのフレッシュな状態でいただくのが一番効能がありそうなことも確かです!

秋の七草

ちなみに秋の七草をご存知ですか?秋の七草は、季節の移り変わりを感じて草花を愛で、折々の野山や草花の変化を楽み、感じるためのものであり、食したりはしません。ハギ(萩)・オバナ(すすき)・クズ(葛)・ナデシコ(撫子)・オミナエシ(女郎花)・フジバカマ(藤袴)・キキョウ(桔梗)が秋の七草と言われ、これも雑草として生えているものです。
なかなか覚えづらい秋の七草は、「ハスキーなお袋」「オキナハスクフ」(沖縄救う)などと覚えるそうです!

こうやって写真で見てみると、確かに夏から秋にかけて見る花が多いことに改めて気がつきます。秋には改めて7つの花を探して散策に行くのもいいかもしれません。

鏡開きは1月11日

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供えた鏡餅を下げる日は各地方によって違いがあります。
年神様がいらっしゃる1月7日までを松の内といいます。鏡開きは、松の内が明けた1月11日に行うのが一般的です。
松の内を15日とする地方では、鏡開きを15日または20日に行う場合があります。
また、京都では1月4日に行われます。
お正月が来るから、なんとなくお餅を買って、きっとみかん乗せておけばいいんだよね〜、と適当に飾っている人も多いのでは。可愛い丸っこいお餅も、飾る時、しまう時があって、お餅自体にももちろん意味があるのです。

そもそも鏡餅はなぜ丸い?どうしてお正月に飾るのでしょうか?

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鏡餅の丸い形は心臓を象徴化したものといわれ、年神様に力を借りて魂の再生を図ったと伝えられています。昔は鏡餅とともに大根、かぶ、押し鮎、鹿肉などを食べていたようですが、次第に食べるものから眺めるためのものとなりました。これが床飾りとしての鏡餅の始まりだといわれています。
神に供えられた鏡餅を鏡開きの日に割って頂くことで、神の霊力とつながりが生じると考えられています。
ちなみに大小積み重ねるのは、月と太陽を表しているそうで、福徳が重なって縁起がいいとされているそうです。

なぜ鏡餅を食べるのでしょう?

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お正月、神様からは全ての人や物に新しい生命を与えるために現れると伝えられています。つまり一年に一度新たに生まれ変わるということです。その年神様の霊力はお供えした鏡餅に宿っていますので、鏡餅を食べることで新しい生命をいただくことができるというわけです。
こんなご利益がありそうな行事なのに、今まで見過ごしていた人も多いのではないでしょうか!今年は包丁で切らずに木づちなどでぜひ開いて割って、本来の「鏡開き」をしてお餅をいただきたですね。ちょっとだけでも、知った日本の伝統行事の作法を取り入れると、お正月をきちんと過ごした気分になり清々しく今年一年を過ごせそうです。

日本の伝統文化を見直してみるのも素敵ですね

どうしてもクリスマスやバレンタインディ、ハロウィーンなど華やかなものに目が行きがちですが、小さな一つ一つの日本の行事を見直すと、一年の節目を感じて丁寧に生活ができるように思いませんか?気がついた時に、ちょっと日本の行事に目を向けて少しでも何かしてみると、新しい気持ちになれて、気持ちの良い一年が送れるきっかけになったら良いですね。
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