フェイクグリーンにはないリアルな植物の癒しの力―――エアプランツはそれをしっかり感じさせてくれる代表的なグリーンインテリアのひとつです。何よりもうれしいのは手が掛からないこと。
今回はエアプランツの育て方と種類について取り上げます。
今回はエアプランツの育て方と種類について取り上げます。
1.エアプランツとは?
エアプランツとは土・水がなくても生育できる植物で、「気生植物」または「着生植物」と訳されます。
エアプランツの代表といえるアナナス科チランジア属は根がほとんど発達せず、もっぱら自分の体を固定するためだけに機能していることから、土に植えなくても空気中から養分と水分を吸収して生育する小型の植物をこのように呼びます。
1-1花は咲くの?
エアプランツも花が咲きます。葉が密集した中心から花芽の付いた茎を伸ばしてその先に花を咲かせるのです。その花色は目にも鮮やかな赤やピンク、白、黄色、紫、青紫などあり、形もさまざま。
もちろん花を咲かせるには生育状況が整い、株が充実しなくてはなりません。
もちろん花を咲かせるには生育状況が整い、株が充実しなくてはなりません。
1-2花言葉はあるの?
エアプランツは植物として必要不可欠とされる土・水を必要とせず、厳しい環境の中でも育ち、ハナをさかせるというその生育形態から、「不屈」という花言葉が与えられています。
また、着生できなければ思わぬ所での育成を余儀なくされることから「言いなり」という花言葉も生まれました。
また、着生できなければ思わぬ所での育成を余儀なくされることから「言いなり」という花言葉も生まれました。
2.エアプランツの種類
エアプランツは葉色で大きく2つに分けることができます。
葉が全体的に白っぽく、毛羽だった表面が銀色に見えるものを銀葉種(ぎんようしゅ)といい、それよりも葉の青さが鮮やかで、葉の表面があまり毛羽立っていない緑葉種(りょくようしゅ)といいます。
葉が全体的に白っぽく、毛羽だった表面が銀色に見えるものを銀葉種(ぎんようしゅ)といい、それよりも葉の青さが鮮やかで、葉の表面があまり毛羽立っていない緑葉種(りょくようしゅ)といいます。
2-1銀葉種とは
銀色に見えるのは、多くのトリコームがあるため。トリコームはエアプランツ独特の器官で、根からではなく葉から養分と水分を取り込むことからエアプランツの葉の表面を覆い尽くしている白い毛状をしています。栄養分や水分を取り込むだけでなく、強い日差しから葉焼けから守る働きもしています。