モノを捨てるときに伴う痛み、これをよく覚えておいて、胸にしまっておく必要があると思います。
今後モノを買おうか迷ったときに、その痛みを取り出して眺めてみることが大事。
「もうあんな風に捨てなくて済むように、無駄な買い物しないようにしよう」
洋服や消耗品はどうする?
おしゃれな人はワンパターン
ジャクリーン・オナシスやオードリー・ヘップバーンの名前を聞くと、彼女たちが着ているもの、髪型、メイクなどがパッとすぐ浮かんでくるでしょう。それは、彼女たちのファッションや顔がいつも同じ、ワンパターンだから。そのワンパターンこそが「スタイル」なのです。
スタイルとは、究極のワンパターンのことです。
すごく素敵な芸術家の仕事に触れたときーーたとえば、腕利きの宮大工の手がけた建造物とか、エルメスの職人が手がけたバッグとかーーそういう”完璧な美しさ”に触れたときもやっぱり、天国を感じることができる。
迷ったら買わない。迷うってことは、自分でどこか変だと思ってる証拠ですから。
いちばんのポイントは、着替えて帰りたい服か、履き替えて帰りたい靴かどうか。
その場で着替えて帰れないなら、はっきり言ってやめた方がいいですよ。
「買い足し」より「買い替え」。持っていないタイプや色の服を増やしたいと思ってしまうのは「バリエーションの呪い」です。
30才を過ぎたら自分の定番と呼ぶべき服がわかってくるもの。
新しい方へ手を広げず、すでに持っている定番を買い替える。
その方が服の数を一定に保て、今らしく見えますよ。
今楽しく付き合える彼氏がいるのに、前の彼氏とわざわざデートなんてしないでしょう?むしろメールするのさえおっくうになりませんか?
服だってそれと同じ。今の自分にしっくりとこない昔の服は、着ていても楽しくないのです。だから、ここできれいにお別れしましょう。