受話器をあげると直流ループ状態となります。NTTの交換機はそのループ電流を検出し、ユーザーのダイヤルを受信する準備を行います。その準備が完了し、ユーザーのダイヤルを促す信号として発信音がなります。
ダイヤル式の信号は、0から9までの10の数字を電気信号に変換します。ダイヤルを回すと、数字に応じた回数だけ直流電流を流します。これがパルス信号です。パルスはダイヤルを回したあと、ダイヤルが戻るときに作られます。
停電でも使えるの?
出典 逓信省建築電話局
NTTの局舎には無停電電源装置や発電機が設置されていて停電の際にこれらが電力会社の代わりとなって電話回線や交換機に電気を供給します。
出典 okwave.jp
昔の黒電話はアナログ回線電話といい、絶えず48V程度(42~53V)の直流電圧が掛かっています。この電圧は電話線に乗っています。正確にいうと畳乗されているといいます。
そして、電話が掛かってきたときにはこの電圧が変化して、電話機の呼び出し音、リンギング音を電話機から出すような仕組みと成っています。停電になっても使えます。
災害時に見直される『黒電話』停電でも使える
NTTの固定電話は通信回線上に給電されており、その電力で電話機を動かす事が出来ます。昔ながらの黒電話はコンセントなんて要らないので電話機にコンセントが付いた時、すごく不安な気持ちになりました。
出典 北から南ナビ
関東甲信と東北の記録的な大雪で孤立地区が数多く出たそうで、その孤立した地区で停電しても黒電話で連絡がとれたそうです。
災害時に見直される『黒電話』停電でも使える - もう全くと言ってよいほど見なくなった『黒電話』今回の雪害でまだ黒電話が残っている田舎が多数あり、電話がつながったことで、連絡がとれた方も多数いる。 ow.ly/2QNTL0
2014.11.18 10:04
NTTの通信回線上に電圧が供給されているそうです。