30年前に大友克洋が近未来の混沌とした世界を描いたSFアクション漫画『AKIRA』(講談社)。その漫画の舞台が2020年に開催される東京オリンピックを控えたものだとして「作者の大友克洋は、予言者だったのだろうか?」と話題になっている。
出典 tocana.jp
「童夢」
現在に連綿と続く超能力バトル漫画は、すでに大友克洋によって完成されていた。いわゆるイヤボーンの法則も、壁や地面がえぐれるのも。漫画読みではないので、大友克洋の画力に今更ながら圧倒される。
この話は、この大惨事で終わりになるのではなく、本当の決着は再び安穏として平凡な「人々の日常」が描かれている中で起こります。公園のブランコに乗る少女エッちゃんとベンチに腰掛けてる老人チョウさんという、 どこにでもある私たちの風景の中で本当の結末を迎えます。
「スチームボーイ」
出典 zamira01.com
『AKIRA』(88年)から16年。全世界が待望した大友克洋監督最新作、『スチームボーイ』がついに誕生した。本作は驚きと興奮、懐かしさと感動の大冒険が、19世紀のイギリスを舞台に繰りひろげられる大空想冒険活劇である。
「スチーム・ボール」は「飛行石」そのものであり、二人で空を飛んで逃げるというシーンも「ラピュタ」でありました。ボールを奪おうとするデヴィッドさんも、天空の城で待ち受けていた悪人を彷彿とさせました。
「SHORT PEACE」
出典 seesaa.net
基本的に内容はバラバラな4本なんですが、それぞれ「日本における恐怖との戦い」がテーマとして存在しています。作家陣がいかんせん個性強いので、かなりアクの強い映像のオンパレードになっています。