動画のサメは運悪く人間の釣り針にかかり、逃げようともがいているが、次の瞬間、その姿が消える。寄ってきたイタヤラが、一瞬の動きでサメを横から奪い去ったのだ。
いかに小型タイプとはいえ、海の王者選手権にエントリーされるサメを一発で捕食するとは、この巨大魚ただ者ではありません。
出不精なタイプで、絶滅危惧種だった!
出典 matome-lab
イタヤラの習性も数が減った一因だ。「この魚はほとんど動きません」とコーニッグは話す。餌が豊富で、身を隠せる「サンゴ礁にしがみついている」ため、簡単に捕まってしまうのだ。
漁や釣りの対象となったが、繁殖時に群れる習性をもっているため、捕獲しやすく、20世紀末に絶滅寸前まで減ったと考えられている。 また、幼魚が生息するマングローブ帯が、環境破壊や開発によって減少したのも激減に拍車をかけている。