体長2.4メートルの魚、「ゴリアテ・グルーバー」が凶暴すぎる

タマカイの異種、イタヤラ(Epinephelus itajara)は、ゴリアテ・グルーパー(ゴライアス・グルーパー:Goliath grouper)とも呼ばれ、タマカイと同じほど大きくなるハタ科の魚。

ゴリアテ・グルーパー（タマカイ）に至っては100年以上前に680キロの個体が捕獲された記録がある。ゴリアテ・グルーパーはその大きさゆえに“殺人巨大魚と呼ばれており、1950年代にはフロリダで橋から海に飛び込んで遊んでいた少年が食べ殺されたという報道もあった。

しかし、“ゴリアテ”（旧約聖書に登場する巨人）の名が示すとおり、少なくとも1つの点では突出している。それは大きくなること、それも驚くほど大きくなることだ。

同じハタ科の中でも美味いことで有名なクエそっくりだもんな。これは味に期待が持てる。

体色は灰褐色から暗色で、黄色と黒色斑がある。これは幼魚で明瞭であるが、成長すると不明瞭になる。体長2mを超え、日本産のハタ科魚類では最大になるものといえる。英名では「ジャイアントグルーパー」と呼ばれている。

タマカイは肉食性で、普段は小型の魚やエビ・カニなどを主食としていますが、南太平洋の島々では人も丸呑みにすると言われています。実際に誰かが丸呑みにされたという記録は無いそうですが、餌を食べる時には一気に吸い込んで飲み込んでしまいます。