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だれが住むの?不思議な間取り物件集

#変な間取り #不動産

さんたまる
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2019年7月16日更新

おそらく以前は、何か御商売をされているお宅であったか、寮として使っていたのではないかな…というような建物は、とにかくお部屋が多いです。もし、それをそのまま使うとなれば「わ~、お部屋がたくさんで嬉しい!」とは、単純に喜んでいられないのではないかと思います。
こちらは昔の建物ではなくて、マンションの最上階のオーナーさんのお宅らしいです。個室は通常の広さですが、家族共有の部分は贅沢な広さになっています。家族構成がわからないので、何とも言えませんが、もし、4人くらいの家族ならとても贅沢ですよね。左側1/3の間取りを見ていると、二世帯住宅として使うことも考慮に入れているのかもしれませんね。
この間取りを見た人が「ホッチキス」と称していましたが、確かにそう見えます。でも、そのホッチキス型を十分に活かした間取りというわけでもないような…。その際たるものが、この部屋数に対して、この細い浴室…。もしや、隣りの洗面所と間取り上で間違えているのでは?そうだと言ってください。LDK横の和室は個室としてカウントしないとしても、最高で8人家族は住めますね。だとしたら、やっぱりもう少しゆったりとした浴室が欲しいです。
「座敷」のオンパレードということは、旅館か下宿屋だったのかしら…と思って見ていたのですが、1階の納戸から上がる階段の先に2階に「舞台」と書いてあります。地下1階には「勉強室」なるものもありますし、いったい、この建物は何だったのですか。

和室大好き。

最近日本の家屋から和室が消えています。洋室に比べて掃除がしづらく、使い勝手も限られると若い人から敬遠され、床座での生活が高齢者にも使いつらい…と、日本の象徴である和室は隅に隅にと追いやられてしまいました。でも、ゴロンと寝転んだ畳の感触や匂いは体験した人ならやっぱり格別と思うはず。そんな、やっぱり和室が好き!という人に、ぜひおススメしたい住宅です。
もしかしたら、昭和中頃までの建物かな?であれば、和室の多いのも頷けますが、2階にもトイレがあるところをみると、そんなに古い感じでもありません。ということは、本当に和室が大好きな方が建てられたお宅なのでしょうか。だとしても、12.5畳のLDKの4.5畳までを畳敷にしてしまうという徹底ぶりは、畳をどこまで愛しているのでしょうか。もしかして、畳屋さんのお宅でしょうか…。
図面を見ると、かなり年季の入った建物ではないかと思うのですが。敷地はいったいどのようになっていて、なぜ微妙な空間があるのか、実物がわからないだけに謎だらけの間取りです。わかるのは、とにかく和室(というより畳の間)が多いということと、トイレが家の一番奥で、夜は行くのが怖そうです。

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