世の中には、なぜ?なぜこんな間取りになったの?と思わず口走ってしまうような、不思議な間取りの住宅がたくさん存在します。住む人の使い勝手を重視してそうなったのか、様々な制約から、結果そうならざるを得なかったのか…もし、自分がそこに住んだら…と想像しながら見てください。きっと楽しめます。
建物の形から発生した不思議な間取り
この建物の外観からは、不思議な形になっても仕方ない。もう、この形でしかあり得ないでしょ…という変わった間取りです。
賃貸住宅のお部屋ですが、間取り自体はそんなに変ではないですよね。キッチンもお風呂も洗面もトイレも…。ただ、建物の形が個性的過ぎます。家具が置きにくそう!っというのが第一印象です。デッドスペースがたくさん出来てしまいそうな…。そして、端っこに付いているベランダも落ちるわけないのですが、なんだかとても怖い、と思うのは私だけでしょうか。
なぜ建物の外壁をカーブさせたのでしょうか。曲線部分の部屋のデッドスペースが半端ないですね。1階の浴室横とトイレ横に洗面がそれぞれついているように見えるのは思い過ごしでしょうか…。2階のお風呂上、小さいクローゼットと小さいクローゼットがついているのは、一応部屋だということでしょうか…。そして前衛的な建物の形に反して、個室は全て和室。それぞれの部屋の収納の数がすごいですね。2階は1周全部バルコニー。ジムに行かなくても運動不足になりません。ワンちゃんも散歩に連れて行く必要がないかも。
これは、実際に存在する建物の間取りなのでしょうか…。三角の建物の賃貸物件だとしたら、こうなるしかないような間取りではありますが。トイレの前の風車のような模様は階段だと思われますが、トイレはこの部屋専用だとしても、出入りする時に階段を上り下りする上下階の住人さんとバッタリ!ってこともなきにしもあらず。。下着姿でウロウロは禁物ですね。
こちらは、間取りが先なのか建物ありきの間取りなのか…。平衡感覚が麻痺してしまいそうな個性的なお家ですね。神経質な方にはおススメしたくありません。設計した方(もしくはお施主様)にお聞きしたいことは山ほどありますが、とりあえず私としては、なぜキッチンが斜めに設置されているのか、サンルームの入り口横の飛び出した収納はなぜそこにそんな形で存在するのか、謎です。
究極の変形間取り。水回り以外は間仕切りがありませんが、変形な部屋の壁が自然と目隠し効果を果たし、食事スペースと寝室スペースに上手く分かれています。思ったより使い勝手は良さそうです。ただ、収納と呼べる場所がありませんので、そこは工夫が必要です。玄関横に外側に向かって扉がついている二つのスペースは、メーターボックスでしょうか。いずれにしても中から使える場所ではないようですね。