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発達障害を理解すれば怖くない!種類や症状とは?

#発達障害

emirinrin
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2019年1月30日更新

「発達障害」というものを聞いたことはありますか?最近はテレビで取り扱われることも増えました。「もし自分に障害があったら」、「子どもに障害があったら」と考えると不安になりますよね。今回は発達障害について紹介します。

発達障害とは何なのだろう

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発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。
発達障害とは生まれつき脳の発達の偏りによる障害のひとつです。
行動に特徴がある場合もありますが、ぱっとした見た目ではわかりにくく、社会生活を通して周囲とのミスマッチから疑われることが多いかもしれません。
発達障害は幼児期から見られ、その特性から「わがままな子」だったり、「自己中な子」、「落ち着きのない子」とみられてしまうことも少なくありません。

娘も発達障害が判明するまでは、初めて行く場所では馴染めず、癇癪がひどく、とても繊細ないわゆる「育てにくい子ども」でした。
しかしこの発達障害も特徴や性質を理解することによって、今まで社会とのミスマッチに苦しんでいたとしても、その人にとって生活しやすく変えることもできます。

生まれつきの「特性」

発達障害はいくつかのタイプに分類されており、発達障害と一言で言っても様々なものがあります。自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが発達障害と分類されますが、いくつかの障害が組み合わせっていたり全員が全員、全く同じ症状というわけではないといわれています。
共通している点は「脳の一部機能に障害がある」という点のみです。
そのため「勉強はとてもできるけれど人の気持ちがわからない」、「仕事はできるけれど掃除ができない」など様々な人がいます。
この脳の一部機能の障害は生まれつきのものであり、そのために気づかれにくいことも多いのです。
 

病気とは異なる

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「病気」は、こころや身体に苦痛や不快感があって、日常生活に支障のある状態を指します。けれどもその状態は固定していなくて、治る可能性があるものです。この定義によれば広汎性発達障害は「治る」という考えではなく、「つきあって行く」「障害の部分を支援して行く」「保たれた機能を伸ばす」という考えで捉えるものだと思います。

発達障害はあくまで生まれつきの特性であり、病気とは異なるので完治は難しいと言われています。だからこそ、その特性を知ることがとても大切になってくるのです。
また育て方や成長の過程でなったものでもないので、自分や周りを責める必要もありません。
病気とは異なるからこそ自分は何ができて何ができないのかを理解して、必要に応じて助けを求めることによって、社会とのミスマッチが緩和していくでしょう。
発達の凸と凹を知ることは、社会で生きていくためには大切な一歩といえるでしょう。

発達障害の種類と症状

では次に発達障害の大まかな種類についてご紹介します。
発達障害は大きく分けて3つあります。
自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3種類です。
これらにはどのような特徴や症状があるのでしょうか。

自閉症スペクトラム障害

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現在の国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれます。症状の強さに従って、いくつかの診断名に分類されますが、本質的には同じ1つの障害単位だと考えられています(スペクトラムとは「連続体」の意味です)。典型的には、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。
自閉症スペクトラム障害の人は、最近では約100人に1~2人存在すると報告されています。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもあります。

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    4歳と2歳のママです。 4歳の娘は発達障害、ゆるくのんびり療育しています。 プリキュアと甘いものが...

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