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コンクリート打ちっぱなし住宅を考えている人必見!知っておきたいあらゆる問題

洗練された空間を演出する、デザイナーズマンションの王道「コンクリート打ちっぱなし」。どこを切り取っても絵になるこの物件は、耐震性能も高くとても魅力的。ただ、肝心の住み心地・・・となった時、様々なデメリットもあるようです。 #コンクリート #住宅

2018.4.11

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更新:2018.4.11 / 作成:2014.11.7

洗練されたデザインが人気!コンクリート打ちっぱなしって?

みなさんは、『コンクリート打ちっぱなし』というと、どんなイメージを思い浮かべますか?

・洗練されている
・おしゃれ
・センスのいい人が住んでいる
・アーティスティック

ざっとこんなイメージが湧いてくるのではないでしょうか。
そのデザイン性と美観から、憧れの物件ともなりやすい『コンクリート打ちっぱなし』ですが、一方では、「寒そう」といったマイナスのイメージもあり、実際の住み心地はいかがなものなのだろう、と思われる方も多いですよね。

そこで今回は、『コンクリート打ちっぱなし』住宅について、そのメリット、デメリットと、実際に住むときに気をつけるべき注意点について、詳しくお伝えしていきます。

『コンクリート打ちっぱなし』とは

そもそも『コンクリート打ちっぱなし』とは、どういう住居のことを指すのでしょうか。

『コンクリート打ちっぱなし』とは、仕上げ材を使用することなく、コンクリートの型枠をはずしたままの状態で仕上げをする手法のことを指します。
コンクリートを打ち込んだ面を、そのままの状態で壁面として使用します。
外壁として使う他に、鉄筋コンクリート造の住居の内壁などにも使われます。

モダンで無機質な印象を醸し出し、そのため、デザイナーズマンションなど、個性的でデザイン性を要求されるマンションに使われることが多いようです。

コンクリート打ちっぱなしのメリット

【メリット1】遮音性(防音性)が抜群に高い

コンクリートという素材は、比重が高いため、木造や鉄骨の家に比べて遮音性がとても高いです。

そのため、家で楽器や音楽を楽しまれたい方、シアタールームなどで大音響での映画を観たい方などにとっては、理想的な環境を構築しやすいと言えます。

趣味の部屋作りにこだわりたい方には嬉しいですよね。

【メリット2】火事や地震に強い

コンクリートは、とても燃えにくい性質を持っています。
そのため、耐火性が高く火事に強い。火災保険の料金も安くなるようです。これは魅力的ですよね。

また、柱と梁、壁が一体となっていて、その耐久性の高さもよく知られています。地震に強いというのは、地震の多い地域ではかなりの安心材料になります。

【メリット3】洗練されていておしゃれなイメージに

コンクリート打ちっぱなしの家を選ぶ場合、何と言ってもこの点がいちばん大きなメリットとなるのではないでしょうか。

無機質で現代的なアーティスティックな空間を住環境とできるというのは、やっぱり住んでいてとてもワクワクするし、非日常的な雰囲気がいい刺激ともなってくれそうです。

おしゃれなので、人を招きたくもなるし、毎日を新鮮な気持ちで過ごせそうなのは素敵ですよね。

【メリット4】スペースが広く取れる

コンクリート打ちっぱなしの住宅は、その構造上、柱を作る必要がなく、そのため一般的な木造住宅などと比べると、スペースを広く取って部屋を作ることが可能になります。

広々とした大空間で過ごす快適性は、開放感もあり、家族の距離も縮まりそうです。

コンクリート打ちっぱなしのデメリット

【デメリット1】カビと結露に悩まされる

コンクリートという素材は、セメント、水、砂、砂利を混ぜて固めて作られるものですが、その水分が抜けてしっかり乾燥するまでにはかなり長い期間を要します。

水分が抜けきるまでには、2年から場合によっては5年などかかってしまうため、住み始めはどうしてもジメジメした湿気を感じやすく、結露が発生しやすいです。
 
そして、コンクリート自体に、防水性能がよくない、吸水性が高い、という特徴があるため、表面から新たな水分をどんどん取り込みます。

何の対策もないと、室内のあちこちにカビを発生させる原因ともなり得、健康障害を引き起こしかねません。

【デメリット2】夏は暑く、冬は寒い

コンクリートは、熱伝導率が高い、という特徴も持っています。

このため、外気温にとても影響されやすく、冬は外の冷気をそのまま中に伝え、まるで冷凍庫の中にいるかのような寒さに、そして夏は外気熱がそのまま入ってきて、蒸し風呂のような暑さになってしまいます。

【デメリット3】光熱費が高い

夏に暑く、冬に寒くなりすぎることから、そのままの状態だと快適に過ごすことは不可能です。そのため、常にエアコンはフル稼働となるでしょう。

暖房費、冷房費がかさむため、光熱費が一般住居よりも高くなる傾向があります。

【デメリット4】劣化が早く美観が長持ちしにくい

コンクリートは、その性質上、雨だれのシミやカビなどの汚れが付きやすく、一般の住宅よりも劣化が早く、数年で汚れてしまうという声もあります。

汚れも味わいと受け止められる方はいいかもしれませんが、定期的にフッ素コーティングなどのメンテナンスが必要となる場合もあります。

それでも住みたい!と思ったら、気を付けるべきこと

ポイントは『断熱』!

快適に過ごすために、特に気をつけたいのは『断熱』ですね!

最も効果が高いのは、外部を外断熱とする工法です。
コンクリート剥き出しのままだと、外気温の影響を諸に受け、中での空調のコントロールが困難となること、建物自体の老朽化を早めてしまうことなど、デメリットが大きいです。

外断熱で外気温の影響をなくすことで、光熱費の節約にもつながり、恩恵は大きいでしょう。
ただし、外断熱工法にはデメリットもあります。

まず、施工費が割高になりがちだということ。
それから、外断熱を施すことにより、外観が『コンクリート打ちっぱなし』ではなくなってしまうということです。

内部を『コンクリート打ちっぱなし』として快適に生活できればOKなら、現状ではこれがベストな選択と言えそうですが、外観にもこだわりたい方には難しいところですね。

湿気の対策

コンクリートによって発生しやすい、カビや結露に対する対策も忘れずにしましょう。

まず、結露はこまめに拭く、除湿機などを導入することが必要となるでしょう。
新築の場合には、クローゼットの中にはあまり物を入れないようにして、最初の1~2年ほどはよく換気を心がけることをおすすめします。

コンクリート打ちっぱなしの素敵なインテリア実例

こちら、天井と梁はコンクリート剥き出しとなっていますが、床がナチュラルで温かみのある無垢材のフローリングとなった部屋です。

それだけだと冷たい印象のコンクリートを、床や家具に使われたブラウンが和らげ、居心地よさげです。
こちらは、コンクリート打ちっぱなしに白い床、白い家具で、全体をシンプルに清潔感あふれるイメージにされた実例です。

白は膨張色で部屋を更に広く見せる効果もあり、開放感も感じられます。

まとめ

いかがでしたか。

洗練されたコンクリート打ちっぱなしの住まいは、とてもお洒落で憧れの住宅と言えますが、実際に住むにあたっては、様々なデメリットも十分に把握した上で住みたいものです。

開放感もあり、日常とは異なるような空間を楽しめるコンクリート打ちっぱなしの家は、きちんと対策を施すと、とても居心地のいい住まいとなりえます。

ぜひその利点を活かして、快適な暮らしを手に入れられてくださいね。

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