美しい図案と色で施されたフランス刺繍は、手作りのぬくもりとインテリア性の高さが魅力です。手芸初心者方は、とても手が届かない……とあきらめていませんか?基本のステッチを覚えれば、初めてでも気軽にフランス刺繍を楽しむことができます。フランス刺繍の持つ素敵な魅力とアイテムやテクニックなどをご紹介します。
フランス刺繍とは
用意するもの
刺繍糸
刺繍糸は、25番が刺しやすく初心者の方にも扱いやすいのでおすすめです。刺繍糸は束になっていますが、ひとつのかたまりが6本でできていて、刺す図案によって2本どりにしたり、3本どりにしたりとその都度変えていきます。フランス刺繍は色の美しさが魅力なので、始める前に最低でも6~12色は揃えておきましょう。
- 刺繍糸を束から取り出す時の絡まないスマートな方法
- こちらで刺繍糸を絡ませないように取り出す方法が詳しく説明されています。
刺繍針
刺繍用の針はいろいろな種類がありますが、フランス刺繍用のセットを1つ購入していれば、どんなパターンにも活用できます。通常の作品では№3~9までの針がセットされていれば十分です。小さめの穴が見えにくい方は、刺繍用の糸通しも用意しておきましょう。
刺繍枠
刺繍を刺すために必要な必須道具が、刺繍枠。生地をピンとはりつめ、刺しやすくするとともに糸がたるまず、きれいに仕上がります。ネジを回して固定するタイプが主流ですが、ワンタッチで簡単に固定できるタイプもあります。サイズは10~12cmがどんな作品にも使いやすくおすすめです。
フランス刺繍はヨーロッパ風の刺繍の総称として知られていて、日本では一般的に刺繍のことをフランス刺繍と呼んでいます。リネンやシーチングなど針が刺しやすい生地に好みの図案を写し、刺繍糸でひと針ひと針刺していく時間は地道ながら、少しずつできあがっていく過程も楽しむことができ、日本ではとてもポピュラーで人気の手芸です。刺繡初心者にとっては、敷居が高いイメージですが、必要な物を揃えて基本のステッチさえ覚えれば意外と簡単!自由きままに好きな図柄をステッチして、刺繍の楽しみを覚えましょう。