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稲わらで作られた「猫ちぐら」が大人気!予約殺到で3年半待ち!?

#動物

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2014年12月11日更新

稲わらで作られた「猫ちぐら」。元々は赤ちゃんの「ゆりかご」として作られていた。夏は涼しく、冬暖かい「ちぐら」を猫用にと「猫ちぐら」として作られていたのが、今、話題になって、最近では最長5年待ちになっているところもあるそうです。

「猫ちぐら」とは

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猫ちぐら(ねこちぐら)、猫つぐら(ねこつぐら)とは、藁を編んで作った猫用のペットハウスの一種。 新潟県関川村、および秋山郷(同県津南町と長野県栄村)周辺の伝統民芸品である。
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関川村では「猫ちぐら」と呼び、秋山郷では「猫つぐら」と呼ぶ人が多い。 ちぐら(つぐら)は「稚座」と書き、新潟の方言で籠のことである。

狭いところ大好きな猫たち・・・上に登ったりとお気に入りのご様子。

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むかし農家では、子守のための「ゆりかご」を「ちぐら」又は「つぐら」と呼んでいました。当時の農家には、どの家にも猫がいて、家族の一員として住んでいました。その猫の為に「ちぐら」をヒントに「猫ちぐら」が誕生しました。
もともとは赤ちゃんを入れておく子守用の「ゆりかご」だったので、現在も「赤ちゃんちぐら」として使われています。
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手から手へ技と心で受け継がれてきた伝統の民芸品は、かわいい猫が快適に住めるように改良されて今の形に至っています。名人の手でひと編みひと編み、しっかりと編み込んで作ったわらのぬくもりと素朴さが自慢の「ねこの館」です。
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「猫つぐら」は、100%天然のわらで作られていますので、保湿性が高く通気性があります。また、夏涼しく冬暖かい温度管理ができます。猫は本能上、狭い所や暖かい場所が好きですから喜んで入ります。

「猫ちぐら」の作り方

脱穀するときに「猫ちぐら」用に稲わらを集めておきます。 コンバインで脱穀した後に田んぼに落ちている稲わらを集めます。 稲わらを束にまとめたあと、一週間から10日くらい乾かします。 稲わらを柔らかくします。 ハカマをはらいます 稲わらの周りについている柔らかい皮を「ハカマ」と呼びます。関川の辺では「こもず」と呼ばれています。 編んだ時に見た目が綺麗になるようにフシをあわせます。 ハカマを取った稲わらとハカマを別にしておきます。 上がハカマを取った稲わら。下がハカマです。 猫ちぐらはハカマを取った稲わらを使います。

ひと編み、ひと編みしっかり編んでゆきます。根気のいる仕事です。

作り手の方が高齢化して、少なくなっているのが悩みだそうです。

関川村特産の猫ちぐら、手作りの温もり人気集める - YouTube
新潟県関川村の特産品「猫ちぐら」の製作風景を撮影しました。現在は村の住民グループ「猫ちぐらの会」のメンバー約30人が製作しています。

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