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「マネーの虎」その後に見る栄枯活衰、自己破産・降格・ジャスダック上場

#お金

inujima151
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2014年12月6日更新

2001~2004年まで放送されていたマネーエンターテイメント番組「マネーの虎」を覚えている方はいるでしょうか。強烈なインパクトを残した出演者達のその後が話題です。

「マネーの虎」とはどんな番組だったのか

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志願者による自分がやりたい事業や、叶えたい夢に関するプレゼンテーションに対して、「マネーの虎」と呼ばれる大物起業家達が、自腹で現金を出資するか否かの判断を下す。虎達の出資予定額の合計が、志願者の希望金額に到達すれば「マネー成立」となり、志願者は虎達からの出資金を獲得できる。
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志願者のプレゼンテーションに関して、虚偽が一つでもあったり、態度が悪かったり、起業計画に甘さがあったりすると、虎達は激烈な非難を浴びせ、最悪の場合、激怒した虎が途中で席を蹴る事すらあった。

有名な「虎」達のその後

罵詈雑言で恐れられた虎 小林 敬

若き起業家達の計画性の甘さへの叱咤には留まらず、終いには人間性の否定まで行い、起業での成功で得た自信と目の前に積まれた札束がこの猛虎をより強く吠えさせた。

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「アホンダラァ! 謙虚になれよ!」
「死ぬ気でがんばってこのザマか!」
「私らかて百戦錬磨の経営者なわけですわ」
ところが、食のテーマパーク事業が大失敗
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旧長崎オランダ村の跡地を利用して開業していた食のテーマパークのCASビレッジの運営会社だった。社長は小林事務所の社長でテレビ番組「マネーの虎」で有名になった小林敬。
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2004年6月1日会社設立。2005年3月19日にCASビレッジグランドオープン。2005年10月3日に自己破産申請。
企業家達に計画性を説いていた虎自信がなぜ破産したのか。その経緯とは。
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▽初期投資が予定より約五億円増え約二十億円に膨らんだ
▽東京のファンド会社に十億円の出資を受ける予定が実現しなかった
▽資金の裏付けがないままに開業し、当初からの資金不足が解消されないまま破産した―などと説明した。
資金計画に甘さはなかったのでしょうか。
若い企業家に浴びせていた言葉がそのまま帰ってきて刺さったような顛末です。

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