まずはマニュアルを用意!
子供の嘔吐は突然やってきます。筆者も何度か経験があるものの、その度に慌ててしまい適切な処理ができず、子供がノロウィルスだった時は自分も二次感染をしてしまったこともあります。
そこで嘔吐処理の手順をしっかり確認するために、東京都福祉保健局のサイトからダウンロードした【家庭でできるノロウィルス対策】というこちらのリーフレットをプリントアウトして手元においています。嘔吐の処理方法だけではなく手洗いのポイント、消毒液の作り方などの情報も掲載されているのでいざという時に役に立ちますよ。
これからご紹介する嘔吐処理セットの内容もこちらのリーフレットと筆者の経験を元に準備をしています。
検索をするとノロウィルス対策のリーフレットが何件も出てくると思いますので、お住いの自治体が発信しているものや見やすいものを印刷して手元に置いていつでも確認できるようにしておくといいですね。
嘔吐処理セットの内容
どれも家にあるものや100均で手に入るものです。
・マスク(使い捨てのもの)
嘔吐をしたお子さんがノロウィルスなどの感染性胃腸炎の場合、嘔吐物に多量のウィルスが排出されています。嘔吐物を処理する際には浮遊しているウィルスが口から入らないよう二次感染を防ぐためにしっかりとマスクをしましょう。
・エプロンやガウン(使い捨てのもの)
嘔吐物やウィルスが着ている服に付かないよう保護するために着用します。袖口まで覆うことのできるこちらの介護用ポリエチレンガウン(ダイソー購入品 税込110円)がおすすめです。
・手袋(使い捨てのもの)
100均で購入したポリエチレンの使い捨て手袋です。手の大きさに合ったものを用意しておきましょう。破れた時のことを考え二重につけます。ひじまでの長さのものもあるとさらに安心です。
・空のペットボトル(消毒液作成用)
消毒液を作成するのに使用します。炭酸飲料の入っていたペットボトルがしっかりとしていて使いやすいです。
・台所用漂白剤(消毒液作成用)
ノロウィルスの場合、消毒には次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤など)が有効です。私は普段から使っているハイターを用意しています。ペットボトルの中で規定量に希釈して使用します。
・新聞紙
嘔吐物の上にかけてウィルスの浮遊・飛散防止をするためと嘔吐物をぬぐい取るのに使います。使い終わったらゴミ袋に入れ、口をしっかりと縛ってから捨てます。
・キッチンペーパー
嘔吐物を新聞紙でぬぐい取った後にその場所をキッチンペーパーで覆い、上から消毒液をかけて消毒液を浸すために使用します。使用後は新聞紙と同様にゴミ袋に入れ口をしっかり縛ってから捨てます。
ロールタイプのものよりボックスティッシュタイプのものの方が使いやすかったです。
・ポリ袋
ゴミ袋として使います。
・バケツ
嘔吐処理セットを保管するのに蓋つきバケツがおすすめです。写真はダイソーで購入した2.7リットルの蓋つきバケツ(税込220円)です。あらかじめビニール袋を2重にしてかけておいて、嘔吐処理の時にゴミ箱としても使えます。
台所用漂白剤(ハイター)を使った消毒液の作り方
嘔吐物がついた場所の消毒用には0.1%の消毒液を使用します。
これが慌てていると毎回、ハイターと水の割合がわからなくなってしまうんです。そこで希釈用のペットボトルに書いて貼っておくことにしました。ハイターをペットボトルのキャップ2に対して水500mlです。このように消毒液と大きく書いておくと誤飲、誤使用も防げます。
嘔吐処理セットはどこに置く?
お子さんの年齢とお住まいのタイプでベストな置き場所が異なるかと思います。いざという時を想定して事前にシュミレーションをしておくといいですね。
筆者の場合、子供が小学校高学年となった今は、突然に嘔吐するということはなくなったのですが、リビングのキャビネットの空きスペースに万が一の時のお守りとして置いています。