色素沈着にアプローチするのは、美白有効成分入りのものがおすすめ。
美白有効成分とは、国が有効と定めた成分のみです。例えば、以下のような成分があります。
美白有効成分の一例
- メラニンを活性化を抑える「トラネキサム酸」
- メラニン生成を抑える「ハイドロキノン」
- メラニンの黒色化を防ぐ「アルブチン」
- コラーゲン生成を促す「ビタミンC誘導体」
ここからは、美白有効成分の効果と作用について、それぞれ詳しく解説していきます。
メラニンを活性化を抑えるトラネキサム酸
トラネキサム酸の効果
- シミのもととなるメラニン色素の生成を抑える作用
- 炎症を抑える作用
トラネキサム酸は、人口的に合成されたアミノ酸の一種です。もともと医療の現場では、トラネキサム酸は炎症やアレルギーを抑える効果があるため、湿疹やじんましんなどの治療や止血のために医療用医薬品として処方されており2002年に、厚生労働省から美白効果のある成分と認められました。医療機関で処方されるのは「トランサミン」という医薬品で、ジェネリック医薬品もいくつか出ています。トラネキサム酸 250mg錠やトラネキサム酸 500mg錠などがありシミの治療薬や、化粧品等に、幅広く使用されています。
トラネキサム酸とは、アミノ酸のひとつ。アミノ酸は、タンパク質の元なる必要不可欠な栄養成分です。
このトラネキサム酸には、メラニン色素をおさえたり、シミを予防してくれる効果もあります。また、炎症やアレルギーを抑える効果もあるため、昔から皮膚の治療にも役立てられてきました。
このトラネキサム酸には、メラニン色素をおさえたり、シミを予防してくれる効果もあります。また、炎症やアレルギーを抑える効果もあるため、昔から皮膚の治療にも役立てられてきました。
メラニン生成を抑えるハイドロキノン
ハイドロキノンの効果
- 新しいシミができるのを防ぐ
- すでにできているシミを薄くする
ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれる強力な美白成分で、その効果は他の美白成分の10~100倍と言われるほど。
ハイドロキノンは、老人性色素斑(一般的なシミのこと)・雀卵斑(一般的にそばかすのこと)・肝斑(両頬や額などに対称にできるシミのこと)・炎症後色素沈着(にきび跡の色素沈着などのこと)に有効的です。
メラニンの黒色化を防ぐアルブチン
アルブチンの効果
- メラニンを作るチロシナーゼという酵素の働きを抑制する
- 新しいしみができるのを防ぐ