英語でビジネスメールのやり取りをしている際、タイトルなどでよく見かける「FYI」。一見よくわからない記号のようですが、実はちゃんとした意味があるのです。そこで今回は「FYI」の意味や読み方、使用するシーンや注意点などをご紹介します。
①「FYI」とはどういう意味?読み方は?
英文メールのタイトルや文中に登場する「FYI」は、「For your information」つまり「ご参考までに」という言葉を短く縮めたものです。口に出すときは「フワイ」「エフワイイー」などで発音されます。
単なる情報提供や閲覧用で返信不要なメールの件名に「FYI」を入れると、相手が「今すぐ返事が必要なメールではない」と判断しやすくなり、メールチェックの優先順位をつけやすくなるのです。
単なる情報提供や閲覧用で返信不要なメールの件名に「FYI」を入れると、相手が「今すぐ返事が必要なメールではない」と判断しやすくなり、メールチェックの優先順位をつけやすくなるのです。
②「FYI」はどのような場面で使われる?
FYIは同僚や部署のメンバー内など、近しい間柄との連絡で使われます。相手の役に立ちそうな資料を発見したり、参考程度に知らせておきたい情報があったりしたとき、いきなりメールを送ると「急ぎの用事かな?」と感じてすぐに確認をしますよね。
時間があるときなら問題ありませんが、忙しいときだと貴重な時間を奪ってしまいかねません。FYIを件名に入れておけば、あとから見ようというふうに優先順位がつけやすくなりますよ。
時間があるときなら問題ありませんが、忙しいときだと貴重な時間を奪ってしまいかねません。FYIを件名に入れておけば、あとから見ようというふうに優先順位がつけやすくなりますよ。
③「FYI」と書いてあったらどう返事すべき?
FYIは「情報共有です」という意思表示なので、メールをチェックしたあとは特に返事をしなくてもかまいません。返信不要な内容であれば、そのままにしていてもOKです。もし参考になった場合は、送ってきた人に感想を伝えたり、質問をしたりしてコミュニケーションのきっかけにするのもよいでしょう。
ちなみにFYIは会話でも使用されることがあります。その場合も文章と同じく「参考までに」「ちなみに」という意味で捉えてOKです。
ちなみにFYIは会話でも使用されることがあります。その場合も文章と同じく「参考までに」「ちなみに」という意味で捉えてOKです。
④「FYI」を使うときの注意点とは?
FYIは同僚や同じ部署のメンバーに使用するのであれば問題ありません。しかしあくまでもフランクな表現のため、使い慣れないうちは初めてやり取りをする方や、目上の方に使うのは避けた方がいいでしょう。
また、契約書や社外秘などの重要なメールに使うのも好ましくありません。英文メールでは比較的ポピュラーな表現ですし、使いこなせればスマートですが、使っても良い相手なのかをきちんと見極めることをお忘れなく。
また、契約書や社外秘などの重要なメールに使うのも好ましくありません。英文メールでは比較的ポピュラーな表現ですし、使いこなせればスマートですが、使っても良い相手なのかをきちんと見極めることをお忘れなく。