「けれどできれば作業は簡単に済ませたい」
そんな希望を叶えてくれるのは、メリタジャパンが2020年6月1日に発売したミル付き全自動コーヒーメーカー「アロマフレッシュサーモ」です。weboo編集部スタッフが詳しくレビューしていきます。
「おいしいコーヒーを淹れるには挽きたての豆がいい」とはよく聞く言葉ですが、実際に豆からコーヒーを淹れようとすると、豆の量を量ったりミルで豆を挽いたり……。地味に一つひとつの作業に時間がかかるもの。
その時間も楽しめるタイミングならいいのですが、忙しい朝はちょっと煩わしい、なんてこともあるのではないでしょうか?
「いつでも挽きたてのおいしいコーヒーが飲みたい」
「けれどできれば作業は簡単に済ませたい」
そんな希望を叶えてくれるのが、メリタジャパンが6月1日に発売したミル付き全自動コーヒーメーカー「アロマフレッシュサーモ」です。
今回は、コーヒーメーカーを使ったことがないweboo編集部スタッフが「アロマフレッシュサーモ」を実際に使ってみましたので、詳しくレビューしていきます。
商品外観や各部の機能をチェック!
メリタは、おなじみの「ペーパードリップ」システムを生み出したドイツの有名なコーヒー機器メーカー。
コーヒーとお湯のバランスや、抽出する温度と時間にこだわり抜いた「メリタ ゴールドスタンダード」という理論に基づいて、この「アロマフレッシュサーモ」は設計されています。
背面
本体のサイズは奥行き23.7×幅26.3×高さ44.1cm。重量が4.7kg。
コンセントは背面にあります。
ミル(ホッパー)
上部にある楕円形の透明な部分が、コーヒー豆を入れるホッパーです。
一度に180g程度の豆を入れられます。
淹れたいコーヒーの杯数や濃度に合わせて、必要な分だけ豆が調整されて挽かれるため、自分で豆の量をはかる必要がないのがうれしいですね。
一度に淹れられるコーヒーの量は2〜10杯分。家庭や少人数のオフィスなど幅広い場所で活躍しそうです。
ホッパーを外すと、下にミルの刃(歯)があるのが見えます。これは高価な電動ミルに多く採用されている「コニカル式グラインダー」というタイプで、円錐状になった刃が豆を粉砕していきます。
一般的な家庭用コーヒーミルによく使用されている、プロペラ状の刃で豆を粉砕する「プロペラ式グラインダー」と比べて、豆を均一に・ムラを少なく挽くことができるそう。本格志向のミル刃ということですね!
豆の挽き目は3段階で設定できます。つまみはイラスト付きで、ひと目で挽き目の細・粗が理解できました。一番右にある「OPEN」はなんだろうと思ったのですが、先ほど紹介したミル刃を取り外すときに使うようです。
フィルター
次はフィルター部分を見ていきましょう。フィルターカバーはパカッと横に開きます。
内部フィルターの底部分にはしずく漏れ防止弁が付いています。下のステンレスポッドの受け口の位置としっかり合わせないとこぼれてしまいそうだな、と少し心配しましたが、きちんと合わせると「カチッ」と音がしました。その音に注意していれば大丈夫そうです。
付属のペーパーフィルターは5枚ですので、「アロマフレッシュサーモ」を購入する際にメリタのフィルターペーパー(1×4サイズ)を一緒に購入しておくといいかもしれません。
ステンレスポッド
ステンレスポッドは真空二重構造になっているとのことで、コーヒーの温かさをしばらくの間キープしてくれるそう。淹れたてが一番おいしいのはもちろんですが、ちょっと飲むタイミングがずれてしまっても加熱しないでOKなのは助かりますね。
水槽タンク
水槽タンクは、杯数ごとに目盛りが付いているので、これを目安に必要な分の水を入れます。溝に沿って上に持ち上げると外せました。
ディスプレイ周辺をチェック!
次にディスプレイ周辺を見ていきましょう。
コンセントを挿して電源を入れると、ディスプレイがつきます。
時間設定・タイマー設定
本体の時間設定は、一番上にある「h」(時)「m」(分)のボタンを押して設定できました。
また、「アロマフレッシューサーモ」にはタイマー機能も搭載されています。寝起きの1杯にはもちろん、仕事の休憩時間に設定しておけば、すぐにリラックスタイムに入れるのがいいですね。
タイマーは、「TIMER」ボタンを押しながら「h」「m」ボタンを操作して設定できました。設定後、「TIMER」を短く1回押すことで、「TIMER」ボタンの横の白いランプが点灯します。これがタイマースタートの合図です。
ちなみに設定が終わった後、もう一度「TIMER」を長押ししたら、タイマー設定時間の確認ができました。
杯数の設定
上から2段目のコーヒーカップが描かれたボタンで、杯数の設定ができました。
選べる杯数は2・4・6・8・10杯。1杯単位では設定できないようです。
濃度の設定
上から3段目のコーヒー豆が描かれたボタンは、コーヒー濃度を調整するためのものです。
ディスプレイに豆のイラストが表示されますが、この豆の数が多いほど濃くなるようですね。濃度は3段階で変更できました。
豆or粉の切り替え
上から4段目の軽量スプーンのようなイラストが描かれたボタンで、豆から淹れるか・粉から淹れるかの切り替えができました。ディスプレイには「豆」か「軽量スプーン」が表示されるので、そこでどちらか判断できます。
ちなみに、右下の「CALC」ボタンは、カルキ洗浄を行う際に使うものです。
カルキ洗浄が必要なタイミングになったら横のランプが点灯。洗浄剤を入れてこのボタンを押すと、自動でカルキ洗浄をしてくれるようです。
手入れは簡単?難しい?
見えづらいですが、クリーニングブラシで掃除をしているところです。
これだけ本格派のコーヒーメーカーだと掃除も大変そうだな、と想像する方もいるかもしれませんが、実際はかなりあっさりお手入れが済みそうです。
ホッパーやミル刃、その他コーヒー粉の通り道などは、付属のクリーニングブラシできれいにします。取り外したフィルター周辺・水槽タンク・ステンレスポッドは水洗いもOK。(本体は水洗い厳禁とのこと!)
それぞれのパーツを取り外すのは難しくないので、筆者のような初心者の方でも扱いやすいと思います。
例えば、ミル刃には写真のような持ち手がついているので取り外しが簡単でした。お手入れが必要なパーツは、こういった小さな気遣いがありがたいです。
実際にコーヒーを淹れてみました!
「アロマフレッシュサーモ」を隅々までチェックしてきましたが、それではいよいよ、実際にコーヒーを淹れてみましょう。
豆を入れてから4杯分のコーヒーが出来上がるまで、だいたい5分ほど。かかった時間も許容範囲内です。
そしてコーヒーの味ですが、素人ながら香り高く雑味が少なく感じまして、とてもおいしかったです! 同じ豆を自分で挽いてハンドドリップしたときは、どことなくエグみがあったのですが、それがなかったのが印象深いです。
☆コーヒーの淹れ方については、動画を撮影したのでぜひご覧ください。記事で紹介した各部の簡単な説明も入っています。
「アロマフレッシュサーモ」を使用した感想
ミル付きの全自動コーヒーメーカーを使用するのは初めてでしたが、挽き目・杯数・濃度を指定してボタンを押すだけで、大雑把に投入した豆が自動で調整されて抽出までしてくれたので、簡単すぎてなんだか感動してしまいました。
抽出が終わるとランプが消灯するのもわかりやすかったです。
なんといっても、初心者でも豆からおいしいコーヒーが淹れられることに魅力を感じました。
メリタのミル付き全自動コーヒーメーカー、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!
「アロマフレッシュサーモ」AFT1021-1B
メーカー希望小売価格(税抜):¥40,000
本体サイズ:奥行き23.7×幅26.3×高さ44.1cm
容器容量:1250ml
重量:4.7kg
杯数:2〜10杯
フィルターサイズ:1×4
側面