加湿器をクエン酸で掃除する簡単な方法とは?
加湿器は掃除をせずに放っておくと、水垢やカビが発生し、どんどん汚れていってしまいます。
そこで、使用するのは「クエン酸」です。今では100均でも手に入れることができますよね。もちろんドラッグストアやホームセンターでも売られています。
クエン酸は、弱酸性なので、アルカリ性の汚れに対して効果を発揮します。水垢はアルカリ性なので、加湿器の掃除にはうってつけなのです。
掃除の方法ですが、基本はつけ置き洗いです。
① フィルター等が入る大き目のバケツに40℃以下のぬるま湯を入れる
② そこにクエン酸を溶かす(水2リットルに対し、クエン酸大さじ1杯)
③ 30分程つけ置きする
④ 水道水でよくすすぐ
汚れがひどい場合は少し時間をおいて、2時間くらいつけ置きして下さい。
トレイも同様につけ置きで大丈夫です。タンクは上記の方法で作った、クエン酸を溶かしたぬるま湯を中に入れて蓋をし、よく振ってから水道水ですすぎます。
一つ注意して頂きたいのが、必ず40℃以下のぬるま湯を使用して下さい。40℃以上のお湯を使うとフィルターが破損する恐れがあります。
強くこすったりもせず、つけ置き洗いなので、とても簡単ですね。
クエン酸がなぜ加湿器の掃除に適しているの?
では、なぜクエン酸がこんなにも加湿器の掃除に効果があるのでしょうか?
先ほどもお伝えしましたが、クエン酸は名前の通り「酸性」です。
そして水の汚れは主に「アルカリ性」です。
加湿器は水を使用するので、水に含まれているミネラルなどの成分が固まって、白く付着したりします。汚れの主な原因は「アルカリ性」の汚れということになります。
そこでクエン酸です。
クエン酸の「酸性」は「アルカリ性」と混ざると中和され、柔らかくなり、汚れを浮き出させる効果があります。ですので、加湿器の掃除はつけ置き洗いで十分なのです。
又、クエン酸は体に害をもたらしません。
梅干しやレモン、柑橘系の果物などにも含まれているものですので、小さいお子様がいるご家庭でも安心して掃除に使用できます。
食用のクエン酸と掃除用のクエン酸がありますが、食用のクエン酸は純度が高く高価な為、掃除のみの使用でしたら、掃除用のクエン酸を使いましょう。もちろん掃除用も体に害はありません。
クエン酸が無い!家庭にある「あれ」を代用品に。
クエン酸の効果もわかったし、さあ掃除をしよう!と思っても、いざとなると家にクエン酸が無かったり、ということもあります。わざわざ買いに行くのも・・、という方は家にある「あるもの」が代用品になります。
それは「お酢」です。
クエン酸は「酸性」で、お酢も「酸性」の為、クエン酸の代用品として使用できます。
但し、お酢なら何でも良いというわけではなく、出来れば砂糖が入っていないお酢「穀物酢」や「ホワイトビネガー」を使用しましょう。
使用の仕方はお酢と水を1:10の割合で混ぜて、あとは先ほどと同じようにつけ置き洗いをしてください。トレイやタンクにも使用できますよ。
但し、お酢といえばあの「ツン」とする独特の匂いがあります。気になる方は、やはり「クエン酸」をお勧めします。特に気にならないという方は「お酢」で代用できますので、一度試してみて下さいね。
まとめ
加湿器は冬には無くてはならない存在です。しかし、フィルターが汚れた状態で使っていると、菌を放出している事になりかねません。
「クエン酸」での掃除、結構簡単ではなかったでしょうか?
掃除の回数としては、月に1回程度で大丈夫。
楽に掃除をして快適な空気の中で、この冬を過ごしましょう。