とっても大事なこと!食の安全を守るために、「包装容器」の基礎知識

美味しいゴハンを食べることに密接に関わってくるのが、その食べ物の入った容器のことです。何も分からない状態だと、自分で安全なものを選べませんよね・・・。エコな暮らしをするためにも、ちょっとだけ包装容器のことを知っておきましょう。
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更新:2017.12.2 作成:2014.10.8

目次
  1. 塩素を含む包材
  2. ダイオキシンと包装材料の関係
  3. ポリ塩化ビニル
  4. ポリスチレン樹脂
  5. エポキシ樹脂、ポリカーボネートなど
  6. チョコレートとビスケット? 合成樹脂の性質
  7. 冷たい飲みもの用のペットボトル
  8. レトルトパウチ包装

塩素を含む包材

塩素の存在

水道水の消毒でもお馴染みの「塩素」は、日用品にも広く使用されており、地球上では92の天然元素でも18番目に多く存在する物質で、マントルに99.6 %・地殻に0.3 %・海水に0.1 %保有されているといわれています。

そして、プラスチック類を「塩素を含む物」と一緒に燃焼させるとダイオキシンのような有害な物質が発生するそうです。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律

塩素を含む包材については、2002年に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の施行規則の一部が改正され、ゴミ焼却炉の構造基準の強化と野焼きが禁止され、ほとんどの小型の焼却炉が使用禁止になりました。

そして、性能改善などの施策により2013年度の京都府全域におけるダイオキシン調査では、全地域で環境基準以下に改善されたそうです。

ダイオキシンと包装材料の関係

ダイオキシン生成の条件にもなる「塩素」を含んでいる樹脂のは主にポリ塩化ビニル(PVC)とポリ塩化ビニリデン(PVDC)です。

そしてこの樹脂は、小売店で包装材料となっているストレッチフィルム、軟質ポリ塩化ビニルフィルム・硬質のポリ塩化ビニルシート・収縮フィルム・コートフィルム。そして家庭用ラップに含まれています。

ポリ塩化ビニル

食品に溶け出す!?

「塩化ビニルモノマー」を重合させただけの樹脂は硬くて脆い結晶質。紫外線が当たると劣化黄変しやすいとされています。

そして20世紀末頃、ポリ塩化ビニル中に含まれる「可塑剤」が食品中などに溶け出し人体に与える影響が話題となり、ますます人々の環境ホルモンへの関心も高まっていったようです。

耐容一日摂取量を超える可能性

「ポリ塩化ビニル製の容器」は、油脂や油を含む食品が直接触れた場合、耐容一日摂取量を超える可能性があるとされていました。

そこで、油脂・脂肪性食品を含有する食品に接触する器具又は容器包装には、可塑剤として多用されていた「フタル酸エステル」が含まれるポリ塩化ビニルの容器包装は使用禁止。とされています。

ポリスチレン樹脂

ポリスチレン樹脂とは?

ポリスチレン樹脂とは、合成樹脂(プラスチック)の一種で「スチロール」ともよばれています。

衝撃とアルコールやベンジンなどの「有機溶剤」に弱く、熱や電気に対しての絶縁性が高いのが特徴です。

また、アクリル樹脂のように透明度が高く着色も安易。と加工性にも優れているので食品容器、装飾品、建物の断熱材など幅広く使用されています。

内分泌撹乱物質(環境ホルモン)問題

2006年には、東京都健康安全研究センターの研究から「食品容器から流出。スチレントリマー精巣の重量減らす」との報道がありました。

これに対し日本生協連は、カップめんなどからのスチレン溶出も含め、通常人が経口暴露する程度では、生殖毒性や発がん性に懸念はないと。2009年9月時点で結論づけられたそうです。

エポキシ樹脂、ポリカーボネートなど

環境ホルモンが溶け出る

熱や衝撃に強い特徴を持つ「ポリカーボネート」は、哺乳瓶・給食用の食器・調理器具などに使用されていますが、熱湯により環境ホルモン「ビスフェノールA」が溶け出る事が判明しています。

缶詰の内部や金属製品に塗料や接着剤として使われている「エポキシ樹脂」も、同じく「ビスフェノールA」が溶出する可能性があると指摘されているそうです。

科学的知見は得られていない

溶け出る「ビスフェノールA」については、動物実験で「妊娠マウスに20μg/kg/day投与した場合、生後6ケ月の雄の前立腺重量が30~35%増加した」という例が報告されています。

厚生省では「人の健康に重大な影響を与えるという科学的知見は得られていない」としながらも「引き続き2世代繁殖試験などの調査研究を行う事が必要」としているようです。

チョコレートとビスケット? 合成樹脂の性質

熱サイクルを何度も繰り返せる「熱可塑性樹脂(チョコレート)」

温度によって変わりやすい性質を持つ合成樹脂は、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」のふたつに大別でき、その成形方法もそれぞれに特徴があります。

「熱可塑性樹脂」は、熱により軟らかくなり、冷やせば硬くなる。そして再び加熱するとまた軟らかくなる。という、チョコレートに似た性質があるので「チョコレート」とも呼ばれているそうです。

熱硬化性樹脂(ビスケット)

もうひとつの「熱硬化性樹脂」も性質の特徴から別名を「ビスケット」と呼ばれています。

ビスケットのイメージ通りですが、熱を加えれば硬くなるけど、再加熱しても軟らかくならないのが特徴となっているので、成形の際には、加熱した金型に樹脂を入れ、加熱+加圧により樹脂を流動させながら、硬化させるそうですよ。

 

規格基準の信頼性

石油を原料とするプラスチックは、キッチン用品でも多用するので「発ガン性や環境ホルモン」などが心配です。

「毒性はない」とされていますが、食べ物が接触するプラスチック容器・包装材・器具などには、食品衛生法により規格基準が定められています。

しかし安全とは言い切れないようなので、陶器・石・鉄・木・竹などの自然素材の方が安心かもしれませんね。

冷たい飲みもの用のペットボトル

冷たいドリンク用のペットボトル。湯煎すれば中身をあたためられそうな感じもしますが実はNGなんです!

耐熱ボトルを強化したものから出来ている「ホット用のペットボトル」なら、劣化の心配は無いようですが「冷たいドリンク用」はあたためると中身の酸化スピードが加速するそうなので、別の容器に移し替えてからあたためる方が安全ですね◎

レトルトパウチ包装

レトルトパウチはどうやって包装される?

レトルトパウチ包装の場合、加工食品をパウチ内に充填してから密封。そこから、100℃~150℃の「高温高圧化」で殺菌が行われるそうです。

また、パウチの種類には、アルミ箔を含むタイプ・透明タイプがあり、レトルト温度の違いによって使われる材料もことなってくるようです。

レトルト食品は安全♡

レトルト食品というと、何だか添加物の保存料が入っていそうなイメージもありますが、容器包装詰加圧殺菌食品には、殺菌料や保存料を使用してはいけないと「食品衛生法」で定められているそうなので、レトルト食品は安心というわけですね!

しかも、包装容器などは厳重な安全性試験の後に使用されているので、環境汚染物質の心配もないそうですよ◎
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