隠れた優等生！切り干し大根の実力

切り干し大根は実はとっても優等生！
知られざる栄養とアレンジレシピ。
切り干し大根は煮物だけじゃない!!!

「切り干し大根」は、ダイコンの乾燥品です。
千切りしたものを天日干しすることから、西日本では「千切り大根」とも呼ばれています。
また京都では「軒しのぶ」とも呼ばれ、日本各地で食べられるポピュラーな食べ物でもあります。

切り干し大根はせん切りや細く削った大根を、すのこの上に広げ、天日で乾燥させて作ります。
宮崎県が主産地で、11月中旬から冬の間、日光に当て寒風が吹く中で作られます。
このように、しっかり乾燥させることによって、独特の甘味とパリパリとした歯ごたえを味わえるのです。
さらに乾燥品なので、旬はなく年中手に入るのが嬉しいところですね♪
 

なるべくきれいな薄黄白色で色ムラがないもの、そしてよく乾燥したものを選ぶのがポイントです！
保存方法は、乾燥剤などを入れて密封し、冷蔵庫で保存するのがオススメ。
常温でも保存はできますが、長期間常温で放置すると、大根に含まれている糖質が変化することで、茶色く変色し、悪臭がしてきます。
おいしく頂くためには、乾燥を防いで冷蔵庫で保存しておきましょう！

天日でしっかり乾燥することによって、生の大根よりも、カルシウムや鉄、ビタミンB1、B2など私たちの身体に必要な栄養価が多く含まれています！
これは、太陽の光を浴びることにより、生の大根に含まれる本来の旨味が糖化され、栄養素がぎゅっと濃縮されるからなのです。
さらに、太陽の光に含まれる紫外線や酵素によって、生の大根の90％を占める水分が切り干し大根になると10％にも減ります。
しかし、その他の栄養素はそのまま大根に残ってままなので、減った水分だけ100g当りの栄養素が増えたことになるのです！！

また、食物繊維も豊富で、乾燥させている分、生の大根よりも大量にとりやすく、動脈硬化の予防、便秘の改善や大腸がんの予防、ダイエットにも効果が期待できちゃう優等生！

また、噛み応えのある食感が唾液を多く分泌し、満腹中枢を刺激するのも魅力の一つです。

地味な食べ物と思われがちな切り干し大根は実は隠れた優等生っだったのです。

切り干し大根の栄養素がわかったけれど、切り干し大根は煮物しか使えないと思っていませんか？
切り干し大根大根と言えば和食、とイメージしがちですが実はお洒落なレシピがいっぱい！
もう、地味な食べ物とは言えなくなるレシピをご紹介いたしますね！