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意外と簡単!?フリーズドライの原理と作り方&活用法

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2014年10月17日更新

万能食材、フリーズドライの原理って知ってますか?意外と簡単なんです。作り方から活用術まで知っておくと、うまくフリーズドライを活用できると思います。

フリーズドライの原理とは

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物質には、固体、液体、気体の3つの状態があります。水分も、0℃以下は氷、0℃から100℃は水、それ以上は水蒸気と、温度によって姿を変えますよね。気圧が低い場所では物質が液体でいられる温度帯が狭くなる。ほぼ真空にまで減圧した場所だと、水は固体の次に気体になる。これを「昇華」と言います。エビを凍らせ、ほぼ真空状態で常温に戻すと、凍っていた水分が液体にならずに気化し、エビから水分が失われるのです。

富士山の山頂付近では地上よりも気圧の圧力が地上より低いので低い水は85℃~90℃位で沸騰します。 このように水は気圧の低いところでは低い温度で沸騰します。 凍結乾燥においてこの沸点というのがとても重要に要素となります。

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通常の乾燥方法は、天日に干したり、熱を加えて水分を蒸発させます。
これに対し、真空状態にし、気圧を下げて水分を昇華させ乾燥させるのがフリーズドライです。液体のまま、フリーズドライの機械に入れると、ぐつぐつ沸騰し、風味を損なう恐れがあるので、あらかじめ凍らせてフリーズドライします。そうすることで、風味や栄養価を損なわず、出来立てのおいしさを再現することができる最先端技術です。

乾燥においては、氷(固体)を水蒸気(気体)へと状態へ変化(昇華させる)させるための熱となります。 この熱は、温度を上げたり下げたりする熱ではなく液体を固体に、固体を気体へと変えるために熱が必要です。

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1. 乾燥物を凍結する。(必ず凍結させる必要あり)
2. 真空ポンプにて減圧し、凍結した乾燥物の沸点を下げて
3. 低い温度で乾燥物の水分を昇華させて乾燥させる。
4. 昇華の際には熱が必要なので棚を加熱して昇華熱を補う。

フリーズドライの利点

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水や熱湯をかければ簡単に復元できるのが利点とされる。成分変化はほとんど起きず、長期保存に適している。

出典 cosmos

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食品に含まれる水分量が極端に低いので、酵素や微生物の作用を抑制することができます。そのため、不要な添加物を使わずに長期保存することが可能です。
また、高熱を加えての乾燥とは違い、熱により変化しやすいビタミン類も損なわずに、栄養価の損失も少ないのです。

出典 cosmos

フリーズドライには様々な物があります。

フリーズドライの作り方

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フリーズドライ製法は、まず具材を凍結。その後に減圧して真空状態にすることで、水分を飛ばして乾燥させる。ポイントはこの凍結の温度や速度だ。一般には凍結は速いほどよいとされる。でも、何でも瞬間冷凍すればいいわけではなかった。乾燥中の温度管理も徹底することで「凍りやすく溶けやすい」商品ができて、味も守られると分かった。

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